杏子の魔法少女論
見て分かんないの?アレは魔女じゃなくて使い魔だよ!グリーフシード持ってるわけないじゃん!
4~5人ばかり喰って魔女になるまで待てっての!そうしたらちゃんとグリーフシード絡むんだからさ!
アンタ『卵生む前のニワトリ』絞めてどうすんのさ!
食物連鎖って知っている?
弱い人間を魔女が喰う
その魔女を私達が喰う
コレが当たり前のルールでしょ?そういう強さの順番なんだから!
まさかとは思うけど・・・やれ『人助け』だの『正義』だの『おちゃらけた冗談』かます為にアイツと契約したんじゃないわよね!アンタ!
遊び半分で首突っ込まれるのって・・・ホントムカつくんだわ!
さて『杏子の魔法少女に対する考え方』から始まりましたが・・・
今回は魔法少女になったさやかとマミのテリトリーだった場所をめぐる魔法少女達の話でした!
さて早速レビューですが・・・冒頭は『さやかが魔法少女になった後』の続きからです!
前回魔女の影響によって集団自殺しかけた仁美でしたが・・・まったく記憶がないようです・・・
さやかは知らん振りしてますが・・・仁美を助けたんですよね!
そんな魔法少女となったさやかに・・・まどかは心配しますが・・・
さやかは怖さがあるのは承知の上で・・・
さやかの『魔法少女論』
後悔って言えば・・・迷っていたのが後悔かな?
どうせだったらもうちょっと早く心を決めるべきだったなって!
あの時の魔女・・・あたしと2人がかりで戦っていればマミさんも死なないですんだかもしれない・・・
なっちゃった後だから言えるの!こういうことは!
『どうせなら』っていうのがミソなのよ!私はさ・・・なるべくして魔法少女になったわけ!
願い事見つけたんだもの!命がけで戦うハメになったてかまわないって・・・そう思えるだけの理由があったの!
そう気づくのが遅すぎたってのが・・・ちょっと悔しいだけ・・・
と・・・マミ信奉者のさやからしい『前向き』な考えをまどかに話します!
これもマミの『死』を見た上での魔法少女なので・・・覚悟は相当のものですよね・・・
死と引き換えに願い事をかなえたことを理解しているので・・・さやかの言葉は凛々しさを感じます・・・
その後さやかは『助けた少年』に会いに行くと奇跡的に手が直っているのを喜んでいました・・・
そして屋上でバイオリンを演奏する少年・・・さやかの想いが届いた瞬間ですね・・・
たださやかの想いが純粋すぎるので・・・逆に胸が締め付けられました・・・
その頃まどかはほむらと会ってました・・・
理由は勝気で独断先行しがちなさやかをフォローして共闘して欲しいというお願いでしたが・・・
ほむらの回答
度を越した優しさは『甘さ』に繋がるし
蛮勇は『油断』になる
そしてどんな献身にも『見返り』なんてない・・・
それをわきまえていなければ・・・魔法少女は務まらない・・・
だから巴マミは命を落とした・・・
私は嘘をつきたくないしできもしない約束はしたくない・・・
だから美樹さやかのことは諦めて
一度魔法少女になってしまったら・・・もう『救われる望み』なんてない・・・
あの契約はたった一つの希望と引き換えに・・・『全てを諦める』ってことだから・・・
と、まどかの願いを断ります・・・
ただほむらは厳しいことを言っているようですが『本当のこと』をきちんと伝えるほむらは『あいまいなキュウベぇ』よりよっぽど信用できますよね・・・
そしてほむらはまどかに対し
ほむら : 罪滅ぼしなんて言い訳はしないわ!
ほむら : 私はどんな罪を背負おうとも私の戦いを続けなければならない・・・
と・・・またもや意味深な言葉を語って去るほむら・・・
この言葉を聴く限り・・・ほむらはさやかのような『希望』を叶える形ではない方法でキュウベぇと契約したようですね・・・気になります・・・
そんなことがあった夜・・・さやかが魔女狩りに行くときにまどかは一緒に行くと言い出します!
さやかも内心不安だったようで喜びます!お互いの優しさがよくわかるシーンですね・・・
大事な友達だからこそ2人とも必死でお互いのことを理解しあいます・・・
その後魔女狩りをしていると、まどかとさやかは『使い魔』の空間に入り込みますが・・・
マミのテリトリーを狙う『杏子』という赤いポニーテールの魔法少女が出てきて・・・使い魔を逃がしてしまいます!
マミなら魔女になる前にやっつけてしまいますよね・・・
そして冒頭の言葉にあるように『完全合理主義』な杏子は・・・さやかの『理想』を実力行使で引き裂きにかかります!
お互いの思想の違いで『魔法少女同士の対決』・・・どこの世界にもありますよね・・・
さやかも魔法少女同士で戦うことは本意ではないですが・・・杏子に対して応戦します・・・
ただ魔法少女になりたてのさやかと魔女狩りに慣れている杏子では戦力差が大きく・・・さやかが殺されかけそうになり・・・
まどかがさやかを助ける為に魔法少女になりかけるのを制止したのは・・・ほむらでした!
さやかが2人の間に割って入ります!これでマミのテリトリーに3人の魔法少女・・・
さてこれで終了ですが・・・虚淵さんの脚本は世界観が重厚でかつ次回が楽しみになる内容ででメチャクチャ面白いです!
しかもオリジナルアニメなので先の展開がまったく読めないのがドキドキします!虚淵脚本最高です!
さすがゲーム業界の天才シナリオライターですね!麻枝さんが虚淵さんと同列になれたと喜んでいたのが良く分かりました・・・
今後『さやか・杏子・ほむら』の3人にどんな運命が待ち構えているのか・・・気になります!
そしてまどかはいつ魔法少女になるのかというところも含めていろいろ先が楽しみです!
ではまた!
おまけ
やっぱり虚淵脚本最高です!
何でいままでアニメで脚本を書かなかったのか不思議なくらいです!
麻枝さん脚本の『Angel Beats!』といい・・・アニプレの目の付け所はさすがです!
あとキュウベぇが杏子にほむらの説明をしていた時に『イレギュラー』な魔法少女と言ってましたが・・・
これも『Angel Beats!』の『音無』がイレギュラーで『死後の世界』に来たのとなんだか似てますね!
『まどか☆マギカ』と『AB!』って3話の展開もそうですが比べれば比べるほどリンクしてくるんですよね・・・『麻枝さんと虚淵さんのオリジナル脚本の考え方』が似ているのかもしれないのが興味深いです!