今回は『アニメとマーケティング分析』についてお話です!
『マーケティング』はアニメの世界に限らず『その作品の人気を左右していく重要なファクター』ですので・・・Mr.Tなりに考察してみました!
『このブログならでは』の『マーケティング方式』を考えてみました!
さて、今回の『マーケティング』は『ポジショニング分析』です!
『ポジショニング分析』は普通の企業でも取り入れている『マーケティングの基礎手法』ですけど・・・今回はアニメに当てはめてみました!
『作品のポジショニング』が分からなければ・・・競合時に次の手が打てないですからね!
で、具体的な『ポジショニング分析』ですが・・・
『Mr.T版ポジショニングマップ』
縦軸 : 作品のジャンル
横軸 : 視聴者の意識
の2軸で構成されてます!
『作品のジャンル』は基本設定ですが、昨今『視聴者参加型』アニメが台頭してきているのもあるので軸に当てはめました!
では参考に『2011年夏アニメ』の『ポジショニングマップ』をご紹介します!
で、この表から読み取れる『2011年夏アニメ』ですが・・・
・『コアターゲット(ニーズが大きい)』に人気作品が集中している
・『実況向&コメディ(エロ)』で競合している
(まよチキ・ゆるゆり・バカテスetc)
って感じですかね?
ちなみに上記の関係は『他のクール』でも大体同じ傾向になるんですよねぇ・・・
どうしても『実況向&コメディ』は視聴者が求めている層でもあるので競合ひしめくんですよね・・・だからその層での『差別化』が求められるんですけどね!
ちなみに『過去ヒットしたアニメ』を抽出しますと・・・
『人気アニメポジショニングマップ』
となり、過去ヒットしたアニメを分類すると・・・
『感動・コメディ(エロ)・バトル』全て内包&『実況&考察』視聴者オールカバーの『王道系アニメ』
例)
化物語
Angel Beats!
ストパン
『感動シナリオ&映像美』の『ヒーリング系アニメ』
例)
ARIA
Air
CLANNAD
『基本コメディ』ながら『最後は感動』させる『ドラマ型アニメ』
例)
けいおん!
あの花
とにかく『コメディ&エロ重視』で『実況民大喜び』な『萌え系アニメ』
例)
俺妹
IS
『濃いシナリオ』と『目の覚めるようなバトルシーン』満載の『重厚系アニメ』
例)
空の境界
『主人公や各キャラの葛藤や喜び』を視聴者が自分のことのように感じることができる『自己投影型アニメ』
例)
まどか☆マギカ
って感じでまとめてみました!
ヒット作品にはある程度『型』があるのがこれで視覚的に分かるかと思います!
ただ『スポット的にハマる』作品もありますし『何が正解か?』はないんですけどね!
それでも製作側は『歴代ヒット作品』を参考に視聴者を取り込もうとしているのが・・・
『2011年夏アニメ』と『歴代ヒット作品』を重ねてみるとわかりますが・・・
まあ製作陣も『作るからにはヒット作にしたい!』という想いがここに現れていると思います!
あと私的に思うのが、上で分類したいわゆる『王道型のアニメ』ってなかなか出てこないですし・・・今後そういうアニメが出てきてくれることを望みます!
あくまで私的な意見ですが・・・過去の例から見ても王道系のアニメが出てくると業界全体が盛り上がりますので期待してます!
ではまた!
おまけ
あとせっかくなので『2011年秋アニメ』も『ポジショニングマップ』も作ってみました!
*秋アニメはまだ情報が少ないので・・・あくまで『作品感』と『私的なイメージ』だけで作ってますのでご了承を!
で、これでいきますと『2011年秋アニメ』は・・・
・『実況向&コメディ(エロ)』型が夏以上に競合している
(はがない、イカ娘2、真剣、WORKING')
・『考察向&バトル・アクション・サスペンス』型の作品が競合している
(Fate、キルティ、ホライズン、ラスエグ2、UN-GO、未来日記)
・感動系は『たまゆら』一強でこの枠はほぼ磐石?
って感じですかね?
これを見ると『ポジショニング』が競合しているのが夏以上に多いんですよね!
なので『競合』している2つのポジションについては・・・同系の他の作品との差別化として・・・
『実況向&コメディ(エロ)』型の差別化
・いかに視聴者に『エロなどの表層』だけでなく『キャラ毎の内面』も理解してもらえるか
*例)IS
『考察向&バトル・アクション・サスペンス』型の内の差別化
・いかに視聴者に『実況&参加』してもらえるか
*例)まどか☆マギカ
ってな感じですかね?
あくまで私的な分析ですが・・・今後もいろいろ分析していきたいと思いますのお楽しみ!
あと何かご意見があればお待ちしてます!
リンク集
Mr.Tのツイッター
コメント欄以外でのご意見ご感想などはこちら!
連続小説「Rush In!」
麻枝さん&「Angel Beats!」関連