填島が語る『シビュラシステムの矛盾』
君達では僕の罪を計れない
僕を裁けるものがいるとしたら
それは・・・
自らの意思で『人殺し』になれるものだけさ
さて填島が朱に『シビュラシステム』に頼る社会に対して『矛盾』を語る場面から始まりましたが・・・
2012年秋アニメ私的注目度2位『PSYCHO-PASS サイコパス』
第11話『聖者の晩餐』レビュー!
『ノイタミナ枠』オリジナルアニメです!
製作スタッフ
総監督 : 本広克行
監督 : 塩谷直義
シリーズ構成・脚本 : 虚淵玄
シリーズ構成・脚本 : 虚淵玄
キャラ原案 : 天野明
制作 : プロダクション I.G
音楽 : 菅野祐悟
音楽 : 菅野祐悟
OP : abnormalize (凛として時雨)
ED : 名前のない怪物 (EGOIST)
ED : 名前のない怪物 (EGOIST)
キャスト
狡噛慎也 : 関智一
常守朱 : 花澤香菜
宜野座伸元 : 野島健児
征陸智己 : 有本欽隆
征陸智己 : 有本欽隆
縢秀星 : 石田彰
六合塚弥生 : 伊藤静
唐之杜志恩 : 沢城みゆき
唐之杜志恩 : 沢城みゆき
槙島聖護 : 櫻井孝宏
この作品は何といっても・・・
『踊る大捜査線』の『監督:本広克行・音楽:菅野祐悟』
『魔法少女まどか☆マギカ・Fate/Zero』の『脚本:虚淵玄』
『家庭教師ヒットマンREBORN!』の『作者:天野明』
と・・・『普通のアニメ』では組まないであろう異色のスタッフコラボに期待が高まります!
『攻殻機動隊』でおなじみのプロダクションIGが製作で、どんな展開になるのか楽しみにしてました
で、11話は前回の続きで朱の友人の船原ゆきが事件に巻き込まれ・・・
ゆきを助けに行った狡噛も危険に晒され追い詰められます・・・
朱達は狡噛から辛うじて届いた無線で助けに向かいます
その後、公安の応援が間に合った狡噛はドミネーターで狩りをしてきた泉宮寺を倒しますが・・・
泉宮寺との戦闘で負傷した狡噛は倒れたため・・・
駆けつけた朱が狡噛の代わりに填島を追いかけます
とにかく友人を助けたい朱・・・
そして朱は何とか填島に追いつきドミネーターで撃とうとしますが・・・
填島は犯罪係数が低すぎて『執行対象者』になりません・・・
『シビュラシステム』では填島は『善良な一市民』と言う判断・・・
この状況に填島は冒頭の言葉にあるように『現行のシステムの矛盾』を語り・・・
今の『シビュラシステム』では『自分を裁けない』と朱に伝えたうえで・・・
猟銃を朱に渡し『ドミネーター』ではなく『自らの意思』で自分を殺せと言います!
全て『システム』で生きてきた朱にとってみたら『システム=従っただけで自分の意思ではない』と責任逃れが出来ましたが・・・
猟銃は完全に『自分の意志』でしか引き金は引けないですからね・・・
最後は猟銃を『威嚇射撃』にしか使えなかった朱に落胆した填島は・・・
朱の友人のゆきを『目の前』で殺して立ち去ります・・・
まるで『まどか☆マギカ』の3話のマミのラストシーンのような・・・
虚淵さんらしい『絶望』の見せ方・・・ゾクゾクしました・・・
さて、11話は『システムの矛盾』と『朱の絶望』が描かれましたが・・・
填島が心理戦や駆け引きで朱を追いこむ展開はゾクゾクしましたし考えさせられました・・・
そして『サイコパス』システムの弊害と、それを利用して犯罪を起こされていることが描かれましたね
それから前回も書きましたが以前『虚淵玄さん特集』で・・・
『Fate/Zero』など『刺激物』として他のアニメとは一線を画す作品にしたかったといってましたが・・・今回の『サイコパス』も同じだと思いました!
虚淵さんらしい作品だと思いました
今後が気になる作品です!
オリジナル作品らしい『先の見えない展開』なので期待してます
友人を殺された『朱』がどういう風になっていくのかも気になります
ではまた!
おまけ
改めてやっぱりブッチーの脚本は面白いなぁ・・・
と改めて実感しました・・・現在にも通じる社会システムの『矛盾』が描かれてますね
終始引き込まれました・・・
そして12月21日にBD1巻が発売になりました!
特典には『1,2話脚本集』が入っていているのが嬉しいです!
ファンには嬉しい特典です!あとはサントラも2巻以降に付くようですので2巻以降も買いたいと思います!
そういえば放送前に参加した試写会では2話も見ましたが本広克行さんが総監督で参加しているだけあり・・・
『踊る大捜査線』でも描かれる『立場の違う人間との葛藤』がさらにキャラを引き立てます!
これが2クール続くと思うと・・・嬉しすぎます!
あと試写会では本広克行監督や脚本の虚淵さんや声優陣が出てきて『終始和やか』な中で作品を語ってくれましたが・・・
何といっても虚淵さんと本広総監督が語ってくれた『IGの金字塔』である『攻殻とパトレイバー』の良さは生かしつつ・・・
前者の作品にある激しいガンアクションは避けようという言葉が印象的でした!
そうした人気作品とは『違う角度』でアプローチしていくというのが面白いアイデアだと感心しました!
『踊る大捜査線』でもBGMを担当した菅野祐悟さんの曲も映像とマッチして良い曲ですし・・・
久々の『王道オリジナル作品』になりそうでワクワクしてます!
今後の展開もメチャクチャ楽しみです♪
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