原画製作の葛藤
私、丁寧に描いていたら時間がいくらあっても足りない!
このままじゃいつまで経っても
『スピードが上がらない』
『技術も磨けない』
のどっちつかずの使えないアニメーターになって食べていけない!
さて絵麻が作画監督の瀬川にリテイクを出されたことに対し『自分の仕事のやり方』に問題があるのではないかと落ち込むシーンから始まりましたが…
SHIROBAKO 7話感想
キャスト
宮森あおい:木村珠莉
安原絵麻:佳村はるか
坂木しずか:千菅春香
藤堂美沙:野麻美
藤堂美沙:野麻美
今井みどり:大和田仁美
スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
監督:水島努
シリーズ構成:横手美智子
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラデザ:関口可奈味
アニメ制作:P.A.WORKS
アニメ制作:P.A.WORKS
『ガルパン』の水島努監督のオリジナル新作ですが、どのような内容になるのか楽しみです!
あと脚本陣も水島努監督をよく理解している方々ですのでそういう意味でも期待してます!
『Angel Beats』でも綺麗な作画を見せてくれた関口可奈味さんがキャラデザで期待です
さて7話ですが、冒頭に落合が大手制作スタジオに転職する話から始まりますが…
実際は行き先で作成されるオリジナルアニメの進行具合は最悪のようで、エクソダスが終わってから行く予定が前倒しになったとのこと…
大手が中小から良い人材を引き抜く…どの世界も一緒ですね…
ただこれで最終話の制作進行を任されることになった宮森
そしてエクソダスも製作スケジュールが厳しくなり、新人の原画担当の絵麻にも負担がかかりだし…
丁寧な仕事だけれど作業の遅さに悩む絵麻に対し、ベテランの杉江は『作画監督の基準をクリアした上での早さの追求』が出来てこそ原画マンは食べていけると絵麻に伝えます
スピードは速いに越したことはないですが、あくまで作画監督の基準をクリアしないことには始まらない…非常に微妙なバランス感覚が必要なんですね…
その言葉を聞いた絵麻は持ち前の『丁寧な仕事』より『速さ』を優先して仕事をした結果、瀬川に全カットリテイクを食らってしまいます…
杉江のアドバイスは『作画監督の基準をクリアしてこその早さ』でしたが、絵麻は『早ければ評価される』と勘違いした結果が悪い方向へ…
ただ瀬川がしっかりしているからこその『リテイク』ですが、製作優先の作画監督だったらそのまま進んで『作画崩壊』になってしまうと思うと本当に怖いですね…
最後は性格がまじめな絵麻が『自分を追い込んで』しまう描写と、励ます宮森に対し『最終的な目標があるのか』と聞いても宮森が答えられないところで終了…
今回上京した宮森の姉も言っていましたが、絵麻のまじめさが『悪い方向』に向かっていきます…
瀬川基準で作画スピードを語る宮森の言葉の重圧と、作画監督の方ばかり見て、原画マンの意見を通りづらくしている宮森の制作進行の仕事ぶりの不満も絵麻にはあったのかなぁ…と思っちゃいました
さてそんな7話でしたが、新人原画マンの絵麻の葛藤が描かれましたが、何だか胸が締め付けられました…
『スピード』と『内容の充実』の両立は至難の業ですが、『最適化』が出来る人が最後まで生きていける業界なのかなぁ…と思っちゃいました
どの仕事でもそうだと思いますが、優先順位は担当が決めるのではなく、その上の人物ですので、いくら自分は頑張ったと言っても、上の人物がその仕事に不満なら意味がないですからね…ここは考えさせられました…
次回以降絵麻がどうやって信頼を回復するのか興味深いです!
次回も楽しみです
ではまた
おまけ
ただ能力は限界がありますので、仕事が丁寧だけど仕事が遅い人がスピードが求められるスタジオに入ったら不幸ですし…
逆に丁寧な作風のスタジオでスピードだけを求めて原画レベルを下げるのも意味がないですので難しいですね…
『正解はない』からこそ悩む重要なことなんだと思いました
リンク集
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