今回は北美祭で『プラネタリウム』を製作し披露する回でしたが…
乃々香と友達に戻りたくてもノエルのためになれない『汐音の涙』は切ないですね…
そして最後は円盤から離れたノエルが倒れる描写と、クライマックスに向け一気に物語が動き出しました
天体のメソッド 9話レビュー
キャスト
古宮乃々香:夏川椎菜
水坂柚季:豊崎愛生
椎原こはる:佳村はるか
戸川汐音:小松未可子
戸川汐音:小松未可子
ノエル:水瀬いのり
水坂湊太:石川界人
スタッフ
監督:迫井政行
監督:迫井政行
原案・脚本:久弥直樹
キャラ原案:QP:flapper
キャラデザ・総作監:秋谷有紀恵
キャラデザ・総作監:秋谷有紀恵
アニメ制作:Studio 3Hz
ゲーム会社『Key』のシナリオライターとして『麻枝准』さんと双璧をなした『久弥直樹』さんが『sola』以来の久しぶりにアニメ作品に参加されるということで期待の作品です!
Kanonなどの名作に関わった久弥さんですが、solaも非常に情緒的で良かったですし期待です!
麻枝さん、虚淵さん、田中ロミオさんとゲームシナリオライター出身者がアニメ作品で活躍されていますので久弥さんにも期待です
早速レビューですが、前回乃々香と汐音の関係が修復されたかと思いきや、汐音がノエルが『円盤でもうすぐいなくなる』という言葉を思い出し…
汐音はもし乃々香と親友に戻ったらノエルが消えてしまうと考え直し、乃々香を親友と認めつつも再び『乃々香と距離を取る』展開に…
乃々香も大事ですがノエルも大事な親友…汐音の心の葛藤が続きます…
その後、北美祭当日になりますが、汐音が欠席という情報を聞きつけ、乃々香が汐音を迎えに行き『友達』だからこそまた5人で仲良くしようと言いますが…
汐音は乃々香のことを大事に思いながらも、その思いを封印し『ノエルのため』を考え、涙を流しながら乃々香の誘いを拒絶します…
『汐音の本心』では乃々香達とまた仲良くしたいという思いですが、そうすると友人のノエルを見捨てることになる…ここは考えさせられる描写でした…
そして最後は2人を心配して追いかけてきたノエルが倒れるシーンで終了…
おそらくノエルは『円盤がエネルギー源』のようで、円盤から遠く離れられなかったのはそういう意味だったようですね…
クライマックスに向けて『汐音の拒絶』『ノエルの弱体化』と物語が大きく動いてきました
さて今回は乃々香と汐音が『再び距離を置く』展開でしたがやはり最後の鍵は『汐音の行動』になりそうですね
正直汐音が乃々香が和解して、昔の5人が揃った後に、ノエルが消えるところに脚本の比重を置く『あの花形式』と思っていましたが…
汐音を使ってさらに『物語を膨らませる描写』はゲームシナリオライターだった久弥さんの上手さだと思いました
こういうところは虚淵さんも麻枝さんも得意とするゲームシナリオライター独特の『感性』なんだと思いますし、視聴者を飽きさせない展開にしてきますね
ゲームシナリオだったら今回から『ノエルルート』なんでしょうけどね
そしてこれで9話終了ですが、今後の流れとしては『汐音』との本当の意味での関係修復(true end)と、最後に控える『ノエルの立場』が気になります
今のところノエルの役回りは『乃々香と汐音のパイプ役』ですが、その役割が終わった後にどうなるんですかね
王道でいえば『あの花』のめんまや『sola』の四方茉莉のように『消える』んだと思いますが、そこを久弥さんがどういう風にまとめてくるのか興味深いです
ではまた!
おまけ
あと汐音がたまに見せる『乃々香への想い』がまたいいんですよね!
こういう表情があるからこそキャラに深みが出ますよね
これで汐音が乃々香と完全に和解したときには、昔のような汐音の最高の笑顔が見れると思うので楽しみです
あと今回は4,6,7話に続き絵コンテに『島津裕行』さんが起用されましたが乃々香や汐音の心情を上手く表していたと思います!さすがですね!
島津さんの絵コンテはキャラの動かし方に『独特なセンス』があって素晴らしいんですよね!今後も期待しています!