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【継続は力なり】『SHIROBAKO 』第10話感想(今回は3DCG製作の美沙が半年で会社を辞めることを決意した回でしたが、非常に考えさせられる回でした)

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今回は3DCGの仕事についた美沙が『車のホイール図』ばかり作っていることに不満を持ちアニメ製作の夢を叶える為に半年で会社を辞めることを決意した回でしたが、非常に考えさせられる回でした
 
3DCGの業界では『高待遇』の会社を半年で辞める美沙ですが、この会社で『発言できる地位』に行ってから会社でアニメを作るように進言するとか、そういう発想にはならなったのかなぁ…
  
この会社自体に愛着もなさそうですし、正直半年で会社を辞める人には安心して仕事を任せられないですし、結局自分の思うような仕事が出来なければ、また別の場所で同じことの繰り返しになる気がします
 
 
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美沙のキャラクターは好きですが、どうも『青い鳥症候群』になっている気がするんですよね…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
SHIROBAKO 10話感想 

キャスト
宮森あおい:木村珠莉
安原絵麻:佳村はるか
坂木しずか:千菅春香
藤堂美沙:野麻美
今井みどり:大和田仁美

スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
監督:水島努
シリーズ構成:横手美智子
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラデザ:関口可奈味
アニメ制作:P.A.WORKS
 
 
『ガルパン』の水島努監督のオリジナル新作ですが、どのような内容になるのか楽しみです!
 
あと脚本陣も水島努監督をよく理解している方々ですのでそういう意味でも期待してます!
 
『Angel Beats』でも綺麗な作画を見せてくれた関口可奈味さんがキャラデザで期待です
 
 
 
 
 
 
さて10話ですが、まず宮森がスタジオに珍しい楽器を届けに行くと、流れで音響効果の河野の仕事を手伝いますが…
 
『音を自分で作る』という音響効果のプロの仕事を目の当たりにする宮森
 
本当に音が好きな人じゃないとこういう仕事はできないですよね!何となく三谷幸喜監督の『ラヂオの時間』を思い出す風景でした
 
 
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そして河野はアニメ業界はプライベートの時間が取れないこともあり『なかなか若い人が育たない』と言いますが…
 
ただ河野は『続けないと仕事は面白くならない』という持論を宮森に伝えます
 
やりがいのある仕事って日々の仕事ぶりが認められて『信頼』されてから来ることが多いですし、仕事を続けないとその信用を勝ち得ないですし、まさにその通りだと思いました
 
 
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一方、今の会社の仕事に不満を持つ美沙は結局会社を半年で辞めることに… 
 
好きなことをして食べていけるのはそれはそれで素晴らしいですが、半年で会社を辞める人にその言葉の重みがあるかと言うと疑問です
 
車の製作図を作る会社ということで入社したはずで、社長にしてみればそれは『わがまま』としか言えないんじゃないかな
 
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で、武蔵野アニメーションに舞台が戻りますが、とうとう木下監督が最終回のコンテが製作し終わりますが、その時点で本田が『会社を辞めてケーキ屋になる』ということを告げます
 
こちらは『武蔵野アニメーション』できっちり責任ある立場まで出世してからの退職…自分の与えられた仕事を最大限こなしてから辞めるというのも筋が通っていて好感でした
 
本田は『ケーキ屋』になりたいという夢がありながら、アニメの仕事は手抜きしないで休みのときに料理の練習をしていたようで、こういう人は応援したくなります
 
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最後は最終回の絵コンテが出来上がり、アフレコ現場で木下監督が皆に祝福され感無量になるシーンと…
 
最終回の作画がかなり厳しい状況になっていることが見えて終了
 
あとは最終回制作進行の宮森の能力が試されます
 
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さてそんな10話でしたが、3DCG製作の美沙の葛藤と、それぞれの立場の『仕事との向き合い方』が見えた回でした
  
『夢と現実』のギャップに苦しむ美沙の気持ちも分かりますし、『仕事は継続性』と語る音響効果の河野の気持ちも分かりますし、いろんな目線での話の展開も面白いと思いました
 
そして美沙が今後どういう身の振り方をするのか興味深かったです
 
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次回も楽しみです
 
 
 
 
 
 
ではまた
 
 
 
 
 
 
 おまけ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
そういえば以前ご紹介しましたが『水曜どうでしょう』の『藤村D』でおなじみの藤村忠寿さんが出版された『けもの道』で…
  
『作り手側』からの考え方で書かれていて、著書の中で興味深かったのが
 
 
 
 
 
僕はね、誤解しないんでほしいんだけど、お客さんの意見はあまり聞かない。むしろ、聞いてはダメだと思っている
 
 
 
 
 
HPに書き込まれている感想はすごく見ているけど、ちょっと俯瞰で見て、雰囲気を感じ取る
 
 
 
 
 
そうすれば『自分達の味が変わってないか?』という一番大事なところが確認できる
 
 
 
 
 
作り手が客の意見を聞いて『言われたとおりに直して』いたら…
 
 
 
 
『お前は何を信じて作っているんだ?』
 
 
 
『お前の味はどこにあるんだ?』
 
 
 
 
って思ってしまう
 
 
 
 
味を守るのは、僕ら自身
 
 
 
 
 
と語っていましたが、やっぱり人気作を作る方々の考えは『信念』があるんだと感じました…
 
 
そして『ものづくり』に関わる方々ならこの言葉はすごく深く感じ取れると思います
 
 
  
 
 
 
  
  
  
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