さて今回は2011年7月放送開始アニメ『輪るピングドラム』第一話『運命のベルが鳴る』レビュー♪
早速レビューですがこの作品は高倉家に住む三兄妹『冠葉・晶馬・陽毬』がメインでストーリーが進行します!
冠葉役は劇団畑の『木村昴』さん、晶馬役は『AB!』の日向役の『木村良平』さん、陽毬役は多分新人さんの『荒川美穂』さんです!
さまざまなジャンルの声優さんです!これも『幾原監督ならでは』ですね!
しかも高倉家の『カラフルさ&カオスさ』が目を引きます!
家自体は『日本家屋』ですが・・・中身はいろんな文化が入り込んでいる『カオス空間』ですw
ってかこういうシーン見るだけで他の人には真似の出来ない『幾原監督らしい感性』が見れて嬉しくなります♪
さて仲睦まじい高倉家ですが、実は陽毬は病気に冒されていて『余命数ヶ月』とのこと・・・
医者も現代の医療では手の施しようがないようですね・・・
大事な妹がもうすぐ死んでしまう・・・せつないですね・・・
そんな陽毬が『水族館に行きたい!』とのことで3人で遊びに来ると・・・
陽毬のため晶馬が『ペンギンの帽子』を買ってあげます!
喜ぶ陽毬・・・いい絵ですね・・・
しかし幸せな時間は長くは続かず・・・陽毬が水族館で倒れ意識不明となり・・・
病院に駆け込むも死んでしまいます・・・
余命数ヶ月というのは本当だったんですね・・・
その後霊安室で陽毬の死に悲しみ悲しむ冠葉と晶馬ですが・・・
死んでいるはずの陽毬が上半身を起き上げ・・・『生存戦略!』と高らかに叫びます!
おぉ!『幾原ワールド』がいきなり炸裂!
そしてペンギンの帽子をかぶったこの『謎の少女』は・・・
運命の至る場所からやってきたとのことで・・・『陽毬の余命』を少しだけ伸ばすとのこと!
ただこの時点では『命の代償』は分かりません・・・あと帽子が脱げると意識が元に戻るようです・・・
そんなことがあって陽毬は元気になり・・・また普段の生活に戻りますが・・・
ここで謎の『知的ペンギン』が3頭現れます・・・
小学生レベルの頭脳は持っているペンギンのようで『エヴァのペンペン』や『ARIAのアリア社長』みたいなものですねw
で、ここでまた陽毬は『謎の少女』となり・・・今度は3人が『異空間』に入り込み・・・
ここで謎の少女が求める『命の代償』が語られますが・・・
生存戦略!
きっと何者にもなれないお前達に告げる!
『ピングドラム』を手に入れるのだ!
わらわはお前達の運命の至る場所から来た!
いまこの娘はわらわの力で一時的に余命を伸ばしている!
この世に無償のものなどない
その命の代償・・・いただくぞ!
と叫ぶと・・・冠葉の胸から何かを取り出します!
これって『ウテナ』の『ディオスの剣』を取り出すのに似てますし・・・『絶対運命黙示録』みたいな劇中歌もあるし・・・ウテナとリンクしていてゾクゾクしてきます♪
しかも『まどか☆マギカのQB並の勝手な理由』で代償求めてるしw
最後は現実に戻った冠葉が陽毬にキスをして終了!
この『謎展開』・・・最高だわ・・・
しかも『オリジナル』なので先がどうなっていくのかわからないのも楽しみです!
さて、これで1話終了ですが『幾原ワールド全開』でしたね!
この『独特の感性』が幾原監督作品の魅力です!
他の人が真似できない・・・至高の作品です・・・
ってか『ピングドラム』って何w?
それと途中で出てきた女子高生とも今後接点がありそうですね!
『生と死』を扱う作品ながら『ユーモア』もありますし・・・いろんなことを考えさせられる作品です!
今後の展開が気になる作品になりました!
先の見えないオリジナル作品・・・次回も楽しみです!
ではまた!
おまけ
そういえば今年『ウテナ』を演じられた川上とも子さんが急逝されましたが・・・
当時新人だった川上とも子さんの才能を見抜いたのは幾原監督だったんですよね!
それは以前ご紹介した川上とも子さんのインタビューで・・・
『ウテナ』オーディション時
川上 : キャラクターを理解する前にオーディションが終わってしまい・・・『これは失敗した、絶対に落ちた』と思っていた
川上 : ところが決まったと連絡が来たので、
『間違いに違いない』
『間違っていると教えてあげなくちゃ、本当に受かった人がかわいそうだ』
とスタジオまで足を運んだ
と幾原監督に『間違っている』と会いに行ったそうです・・・
こういう所に川上さんの『真摯さや優しさ』が出てますよね・・・
そして幾原監督に会いに行った川上さんとの会話で・・・
川上 : 私がウテナなのは何かの間違いじゃないですか?私がオーディション時に演じたウテナは『すごくカッコ悪かった』と思うのですが・・・
幾原 : 確かにそうだ。他の人の演じたウテナはどれもカッコイイ、そんな中で一人だけ私のズッコケたウテナが混ざっていて・・・
それが妙にお人よしそうで、妙に人間くさい感じだった。
幾原 : だからお前に決めたんだ
という流れでしたが・・・川上さんの良さを幾原監督が見抜いていたからこその採用だったんだんですよね・・・
当時新人の川上さんをきちんと評価してくれる人がいたことは・・・川上さんにとって本当に幸せだったでしょうね・・・
そして今回の陽毬役の荒川美穂さんも・・・川上さんと同じように『幾原監督に見出された一人』なんだと思います!
あと今回視聴して『面白い』と思われた方で『ウテナ』をまだ見ていない方は是非とも見てみてください!
今でもあの感性を見ると驚くことが多いと思います!
この作品をより楽しむために・・・『テレビ版』『劇場版』どちらかを視聴されることをオススメします♪
さてこれで夏アニメは
『ロウきゅーぶ!』
『神様のメモ帳』
『セイクリッドセブン』
『異国迷路のクロワーゼ』
『ゆるゆり』
『神様ドォルズ』
『まよチキ!』
『THE IDOLM@STER』
『BLOOD-C』
『輪るピングドラム』
と10本視聴しましたが・・・今のところハズレなしです!
それぞれ良い味出してて夏アニメレベル高すぎです♪
アニメ好きにとって・・・恵まれた夏ですね♪
各アニメとも『スタッフの本気』がみれますし・・・今後も楽しみにしてます!