今回はサッカーのお話ですが、サッカーのサポーターを題材とした高田桂さんの作品『サポルト!』番外編を買ってきました!
この作品は1年前に知ったのですが、サポーター目線で描かれる斬新なサッカー漫画で一気にファンになりました!
単行本は3巻まで発売されていますが、番外編はなかなか購入できなかったので、やっと手に入れられて嬉しいです
ちなみに以前のコミケでサポルト!のユニフォームが売られていたのを買いましたが、記念に一緒に撮ってみました
番外編は『チェ・ゲバラの横断幕』などについて描かれましたが、解釈や目線が面白かったです
『チェ・ゲバラ』は『革命・反体制』のシンボルとして多くのチームで横断幕や旗になっていますが、実際ゲバラの信条について詳しい人はそれほどいないでしょうし、ゴール裏にいるムー子が『何をした人なの?』と聞くのもわかる気がしました
明確に何で自分のチームのゴール裏にゲバラを掲げているのか即答できる人は少ないでしょうし、あまり考えてこなかったからこそ面白い目線でした
ちなみに浦和がゲバラを掲げる理由はWikiを見ると、浦和サポの原型を築いた『クレイジー・コールズ』がメジャーな存在や東京への盲目的な帰属意識に対する反体制を信条とすることに由来しているようです
確かに浦和レッズができる前の浦和は『東京のベッドタウン』という帰属意識が強かったですし、浦和レッズができたことで浦和のアイデンティティが生まれたというのもあります
ちなみに他のチームのゲバラを掲げる理由も調べてみましたが『団結の象徴』『スタジアムでの自由』『自己の解放』『一種のファッション』など様々な理由があり、いろいろな信条があるんだなと感じました
信条という意味では、今でこそ浦和レッズサポの熱さは世界的に有名になりましたし、ACLを2回制覇するなど強豪になりましたが、J創設時には『お荷物』と言われたくらい弱いチームでしたし
弱かったからこそ『サポーターが選手を後押しする』という信条が根付いて今に至るというものあるんですよね
この作品は『サポーター目線』で描かれていますが、共感できるセリフが多く、目線も本当に面白いですし、是非とも続編を期待したいです
ではまた