最後の一撃の『意味』
この『一撃』は・・・
『皆の想い』を込めた一撃!
さて、大洗女子が『みほ達のフラッグ車だけ』になり、『最後の勝負』を仕掛ける場面で・・・
華が『最後の一撃』に苦楽を共にした『皆の思い』を込める・・・
『ガルパン』という作品の『真髄の言葉』から始まりましたが・・・
ガールズ&パンツァー 最終回第12話『あとには退けない戦いです!』レビュー
『じょしらく』の水島努監督と『ストパン』スタッフが集結した『学園軍事モノ』のオリジナルアニメ!
製作スタッフ
監督:水島 努
構成・脚本:吉田 玲子
キャラ原案:島田 フミカネ
キャラデザ・総作監:杉本 功
キャラデザ・総作監:杉本 功
考証・スーパーバイザー:鈴木 貴昭
キャラ原案補佐:野上 武志
キャラ原案補佐:野上 武志
アニメ制作:アクタス
音楽:浜口史郎
キャスト
西住みほ : 渕上舞
武部沙織 : 茅野愛衣
五十鈴華 : 尾崎真実
秋山優花里 : 中上育実
冷泉麻子 : 井口裕香
内容としては『少女×戦車』作品で・・・
水島努監督のセンスと『ストパンスタッフ』の『島田フミカネ・鈴木貴昭』さんなどがどうコラボするのか楽しみにしてました!
さて、最終回の12話は『決勝の黒森峰戦』中盤から始まりますが・・・
黒森峰に『超重戦車』のマウスが登場し、大洗女子の戦車が圧倒され残り5輌になるところから・・・
圧倒的な戦力差がついてしまった大洗女子・・・
しかもマウスを早く倒さなければ、黒森峰の本体が合流してしまう状況で
土壇場の大洗女子・・・
どんなに攻撃をしても跳ね返すマウスに絶望感が漂い始めます・・・
そんな状況に、観戦していたダージリンは
『土壇場での戦い方』について・・・
土壇場を乗り切るのは『勇猛さ』じゃないわ
冷静な計算の上に立った・・・
『捨て身の精神』よ!
と、みほが仲間に『犠牲』になる指示を出さなければ大洗に勝機は無いと語ります
今回エンストした『ウサギチーム』を助けるほど『仲間想い』のみほにとって厳しい選択・・・
ただ隊長として『絶対に勝たなければならない時』にどういう行動を取るべきなのか・・・同じ隊長としてみほを『試している言葉』のようです
そんな土壇場の状況で、みほの指示はまさにダージリンの言葉を『体言』するように・・・
『マウス』を倒すために『捨て身の作戦』を仲間を信じて指示します!
この指示を出すシーンでみほが『大きく成長』していることを実感できます!
その指示とは・・・
まず車高の低いカメチーム(生徒会)がマウスの下部へ『玉砕覚悟』で突っ込み動きを止め・・・
ウサギチーム(1年生)とレオポンチーム(自動車部)が側部から攻撃し、マウスの砲塔を横に向けさせ・・・
カメ(生徒会)の上をよじ登るように、アヒル(バレー部)チームが、マウスの砲塔部分に乗り移り、体当たりして無理やりマウスの砲塔を固定し・・・
最後は『あんこう(みほ達)』が斜面を生かして側面に移動し、装甲の薄いマウスの後部を射撃し白旗を揚げさせます!
この連携シーン鳥肌が立ちました!まさに『捨て身の上に成り立った連携作戦』で・・・みほと仲間の『信頼関係』が生きたシーンでした!
しかし当然の如く強引に突っ込んだ生徒会チームはお役御免・・・それでも生徒会長の杏は清清しい顔でみほたちに後を託します!
準決勝や決勝の『単騎突入』も含め、無理な役も率先してこなした生徒会チームはカッコよかったです!
こういう人たちなら、信じてついていきたくなりますよね・・・
あとマウスに突っ込むという『捨て身』の作戦に生徒会チームが快く応じたのも・・・
エンストした『ウサギチーム』を助けたような『仲間想い』のみほだからこそ・・・
そのみほが自分たちに『マウスに突っ込んでくれ』と言うのは『間違いない判断』だと信頼しているからだと思いました!
みほの人間性を知っている杏達だからこそ・・・短い時間でみほの心を感じ取ったんだと思います
ただ、状況はマウスを倒しても『大洗4輌』対『黒森峰14輌』と圧倒的不利は変わらない中で・・・
みほは『1対1の大将戦』に持ち込むため、黒森峰の残り13輌を撹乱する切り札『ふらふら作戦』を決行!
日本の特徴である細い路地の市街地で小部隊でも闘えるゲリラ戦を選択するみほ!
この作戦では『アヒル(バレー部)』と『ウサギチーム(1年生)』が奮闘!
とにかく『あんこう(フラッグ車)』に向かわないように敵を誘い込んでいきます!
軽車輌を生かして細い路地や黒森峰の戦車の間を走るなど混乱させます!
しかしウサギチームはヤークトなどの重戦車を倒すも・・・故障で試合続行不能・・・
それでも火力のある黒森峰の重戦車相手に健闘した1年生・・・素晴らしい成長でした!
ウサギチームは『自分の役割』を全うしましたね・・・
その後、みほは敵のフラッグ車のまほと一緒に1対1で闘える場所に入り込み・・・
レオポン(自動車部)チームが入り口に『蓋』をする形で走りこみ、敵の後続の侵入を阻止!
レオポンは完全に『包囲』されるものの『人柱』になる覚悟・・・まさに捨て身の精神ですね・・・
そして舞台は『みほvsまほ』のフラッグ車の一騎討ちに!
大洗女子皆の成長と協力のおかげで・・・みほの『ふらふら作戦』が成功しました!
これで完全に『五分五分』になりました
ここからはみほとまほの『迫力の戦闘』が繰り広げられます!
今回は『絵コンテ・演出』を水島努監督自らされてましたが・・・この一騎討ちの戦闘シーンは凄いです!
お互い『死闘』になっていることもあり、見ててドキドキするシーンが連続でした・・・
ただ、場外では敵を連れて逃げていた『アヒル(バレー部)』と蓋をしていた『レオポン(自動車部)』が集中砲火を浴び白旗・・・
自分たちのなすべきことをして散った2つのチーム・・・素晴らしかったです!
これで大洗女子は『あんこう(フラッグ車)』1輌だけ・・・もう後がなくなりました・・・
そうした状況でみほは『これが最後の勝負』と決め・・・
車輌の損傷覚悟で『聖グロリアーナ戦』の最後に行った『回り込み作戦』をもう一度行うことに!
まさに『捨て身』の作戦の究極系です
そして一度体験できているだけあってイメージを共有できたみほ達は・・・冒頭の華の言葉にあるように最後の一撃に『皆の想い』を込めて・・・
『優花里は装填を早く』『華は一撃に集中』『麻子は回り込むイメージ』を持ち、最後の一撃を放つと・・・
黒森峰のフラッグ車であるまほの戦車に白旗・・・
大洗女子の勝利!
メチャクチャ凄い戦闘の連続で見入っちゃいましたが・・・大洗女子の優勝です!
これで廃校を免れ、大洗女子チームは皆で喜びます!
BGMに『アンセム』が流れる中で皆の喜ぶ姿を見ると・・・メチャクチャ泣けました・・・
1話から見ている人は皆の成長を見れたことも含め・・・本当に感動しますよね・・・
最後は姉のまほに『自分の戦車道を見つけた!』と語り握手するみほと・・・
EDでは大洗に凱旋するシーンが流れます!
本当に素晴らしい作品でした・・・
さてこれで最終回12話終了ですが・・・
最後まで感動できる内容で最高でした・・・
『ありがとう!水島努監督&ガルパンスタッフ!』
戦闘シーンも迫力があり・・・心からドキドキワクワクできました!
あと最後にみほが『優勝旗』を掲げるシーンですが・・・
BGMの『ガルパンアンセム』の一番盛り上がるところに合わせる演出もさすがでした!
本当に良いシーンですね・・・ガルパンは音楽にも恵まれたと思います!
そして11話、12話が期間内に放送できなかったことにに関しては『賛否両論』あるでしょうけれど・・・
最終回も11話同様クオリティが素晴らしかったですし水島監督をはじめとするスタッフの『気合いと作品作りへの執念』を感じました!
待った甲斐がありましたし、『待った分、良い作品が出来てよかった』と改めて思いました!
是非とも『2期or劇場版』をお願いします水島監督!
今度のガルパンイベントで何か発表があるかもしれませんので・・・先の展開を楽しみに待ってます!
ではまた!
おまけ
さて、改めて『ガルパン』を最終回まで見てきましたが、水島努監督の『初・オリジナルアニメ』なこともあり・・・
『じょしらく』に続き『こだわりの作品作り』は健在でした!本当に良く出来た作品だと思いました!
『じょしらく』に続き面白いアニメを連続して作るのは凄いです!
そういえば『BD1巻』の特典のブックレットに脚本の『吉田玲子』さんのコメントが載ってましたが・・・
野球の名作『キャプテン』のイメージで作っていたようですね
言われてみれば『気弱で名門から弾かれた谷口キャプテン』が『皆をまとめて』いって強豪高を倒していく・・・
まさにこの作品にマッチしていると思います
『戦術』で弱いチームが強い相手を倒す・・・痛快ですよね!
『弱いからこその戦術』があるのはガルパンでも描かれましたが・・・
根底には『ジャイキリ』のような作品に人気があることもこの作品の人気が出た理由だと思います!
それから当初注目度的には高くない中で・・・
回を重ねるごとに作品に『オリジナリティ』を感じましたし・・・何度も繰り返してみるほど『内容』も素晴らしかったです!
この作品の良さの『細かい描写』を最後まで大切に描いてくれたことに心から感謝したいと思います!
あとは是非とも大洗まで『聖地巡礼』してみてください!
そしてこれからも大洗とガルパンが良い関係でいてくれることを心から祈っております!
私もまた時間が出来たら行きたいと思います!
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