『銀の匙』の意味
ヨーロッパでは生まれてくる子供に・・・
『銀のスプーン』を贈るんだって!
その子が・・・
『食べるのに一生困らないように』って
さて人にとって『食』とは『生きること』と同義という言葉から始まりましたが・・・
2012年アニメ私的注目度1位: 銀の匙 Silver Spoon 第1話レビュー!
1話の内容としましては北海道に所在する大蝦夷農業高等学校(通称:エゾノー)に主人公の『八軒勇吾』が入学することろから始まりますが・・・
農業に従事することを目指す『農家の子供』が多く通う学校に戸惑う勇吾・・・
勇吾は札幌の進学校から来ましたが、農業や酪農とは無縁の生活だったため夢を持っていない状況・・・
ちなみに同級生には『馬術部所属』のアキをはじめ、個性的なメンバーが揃いました
皆将来、方向は違えども『食』を通して働くことを目指す仲間達・・・
しかも劇中ではその『食』の根幹となる『TPP』や『体細胞クローン』など『専門性』の高い話も出るなど、普通の高校ではありえないような日常が語られます・・・
そして勇吾は『卵』がどのように作られているのかを知り、『拒否反応』を示しますが・・・
最後は『食』を見つめなおし、受け入れて食べることで『美味さ』を実感します・・・
消費者がスーパーなどで買うものは『綺麗なもの』ですが、それを生み出すにはどれだけの手間と努力があるかを・・・こういうシーンで改めて感じます・・・
さて、これで1話終了ですが、番組中に良く出る『フィクションです』というテロップですが・・・
この作品では『酪農については、食と命に関わるテーマとして事実に基づいた表現を心がけています』という言葉にしており、アニメ製作側の『真摯な対応』を感じますし・・・
今後も『食』や『日本の農産物』について、改めて見つめなおす作品になりそうで期待してます
ではまた!
おまけ
この作品は視聴者が普段体験できない『酪農』や『農業』を、何も知らない勇吾目線で見れて成長できるのが構図的に良いですし・・・
直接生活に関わる『食』についての話なので、余計に引き込まれます!
アニメでは珍しい『酪農高校モノ』で・・・そういう意味でも新鮮でした!
あとこの作品で繋がったのが、11日にテレビ東京で放送された『カンブリア宮殿』で、『フラガール』の舞台としても有名な福島県にある『スパリゾートハワイアンズ』の経営について特集されてましたが、その中で社長が・・・
経営改善のために『年間4億円かかる国内フラガール養成学校』より、『海外のプロを年間1億円で連れてくる』ほうが3億円コストダウンできると言われたが・・・
『見ている人が感動するのはどちらなのか?』を考え国内の養成学校を存続させたからこそ、東日本大震災にも負けないフラガールを育て上げられたという言葉が印象的でした・・・
福島復興のために、日本人フラガールが一生懸命踊るのを見て感動した人も多いと思いますし・・・
もしコストだけで海外から呼んだフラガールに変えていたら、震災後皆残ってくれたかと思うと考えさせられますね・・・
だからこそ、自民党が進めている『TPP』により、安い農産物を安易に海外から輸入し・・・
産地の北海道が壊滅することが・・・
本当に『日本のためになるのか?』を考えるきっかけになるアニメになると思います
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