結論:テレビ局製作でも面白いアニメは作れる
いや~メチャクチャ面白かったです!正直テレビ局の『アニメ製作素人集団』が面白いアニメ作るなんて不可能だと思っていましたが…
ここまで面白い作品を作ってきたのは驚きでした!感服しましたよ!
あと最終回は特殊EDでしたが、秀吉以下全員揃うシーンはカッコよすぎて鳥肌が立ちました!
そして全編を通じ『踊る大捜査線』のタイトルバックなどを作った『ドラマ畑』の冨士川監督のセンスが遺憾なく発揮されていた作品だと思いました!
この『明暗』のコントラストも抜群で、EDの曲の『サビの一歩前』に入れてきたもの最高でした!
フジテレビ55周年記念作品として『アニメ・ドラマ・映画』と3つのコンテンツで動く大型プロジェクトの第一弾のアニメ化作品です
しかもアニメ制作会社ではなく『フジテレビCG事業部』がアニメ製作し、『ロトスコープ+CG』というハイブリッドなアニメ作りで『今までのアニメ製作の根底を覆す作品』になっています
キャスト
- サブロー:宮野真守
- 織田信長:梶裕貴
- 帰蝶:水樹奈々
- 木下藤吉郎:中村悠一
- お市:悠木碧
- 池田恒興:興津和幸
- 柴田勝家:小山力也
- 前田利家:浅沼晋太郎
- 佐々成政:三宅健太
- 丹羽長秀:高橋伸也
- 沢彦:緒方賢一
- 徳川家康:福山潤
- 竹中半兵衛:櫻井孝宏
- 浅井長政:木村良平
- 森可成:杉崎亮
- 森長可:吉野裕行
- 森蘭丸:村瀬歩
- 足利義昭:杉田智和
- 松永久秀:黒田崇矢
- 織田信行:内山昂輝
- 平手政秀:清川元夢
- 斉藤道三:秋元羊介
- ナレーション:小栗旬
スタッフ
- 原作:石井あゆみ「信長協奏曲」(小学館「ゲッサン」連載中)
- 監督:冨士川祐輔
- 脚本:高橋ナツコ
- 音楽:横山克
- プロデュース:尾崎紀子
- 主題歌:MY FIRST STORY「不可逆リプレイス」
- 制作著作:フジテレビ
今回は前回宇佐山城主『森可成』が浅井の奇襲を受け戦死したこともあり森の息子達の面倒を見ることになった信長ですが…
森長可は元服して森家当主となり、森蘭丸以下3名は信長の小姓となることが決定
鬼退治騒動では『プロ野球のホームラン王』だったヤングがこの世界に迷い込み『弥助』と命名され信長に仕える描写もありました
その後正月になり信長になったサブローと元信長だった明智光秀が一日だけ入れ替わりますが…
その日に同じく現代からタイムスリップしてきた松永秀久が訪問してきて、サブローが『数百年前の日本』から来たことを聞き全てが合点がいく元信長…
これで『サブローが何者か?』をやっと理解できました
そして最後は『天下取り』のため、そして森可成の弔い合戦として延暦寺への攻めを決行する明智光秀と…
数百年前から来たサブローが織田家を隆盛してくれたことを感謝し、全ての汚名は自分で受け入れ、どんなことがあってもサブローに使えることを誓う元信長!
ここでアニメ版は終了!今後はドラマにバトンタッチです
そんな最終回でしたが本当に面白い作品だったと思います!
そして『テレビ局のドラマ畑』の人たちで作るアニメでしたがとてもアニメ製作素人集団とは思えぬ出来で『アニメ界に新しい風』を吹かせたと思います!
アニメ制作会社ではなく『テレビ局で作るアニメ』らしい作品だったいました
ちなみにあまりにアニメが面白かったので漫画を買いました!
漫画はアニメでは尺の都合で抜けていたエピソードもあって面白いですし是非とも買って見てください!
アニメは8巻の最初まで描かれましたが漫画でもここが後編に続く前の一区切りなのでそれもちょうど良かったと思います
そしてドラマはフジテレビの看板『月9』になるとのことですので、それも楽しみです!
アニメではナレーションを担当している小栗旬さんが主役ということですので、アニメの雰囲気も含めどういう演技をするのか期待してます
ではまた!
おまけ
改めて『ロトスコープ+CG』という異色の組み合わせの面白さを感じる作品で『フジテレビの本気』を見れる作品と思います!
正直こういう実験的なアニメ作りは『アニメ制作会社』では予算的にもほぼ不可能ですので、資本のあるテレビ局がこういう試みをしてくれるのは『アニメ業界のため』にもいいことだと思います
こういう前例が出来れば後に続くアニメ制作会社も選択の幅が広がりますし、ノイタミナを含め、フジテレビのアニメに関する『造詣の深さ』は感服するところです
あとコミックナタリーのHPで『冨士川祐輔監督』のインタビューが載っていますが『ドラマ畑』だった監督のアニメ製作の考え方が非常に面白いので是非見てください!
『踊る大捜査線』のタイトルバックを製作されていた冨士川監督のセンスがこのアニメでも良く出ていますし、こうした『アニメとドラマの異種交流』は良いことだと思います!
ドラマでもアニメでもこうした『異種交流』で新しい発見もあるでしょうし、こういう試みは今後も続けて欲しいと思います
そういえば元々『踊る大捜査線』の本広監督はアニメの『エヴァ』に影響を受けてますし…
そのドラマの『踊る大捜査線』のスタッフだった冨士川監督がアニメで面白い試みをするというのは『循環』していて面白いです!
アニメ信長協奏曲でも『踊る大捜査線』のようにOPがなく『タイトルバック』ですし、アニメでもドラマでも『いい所は認め合う』のは大切ですし、異文化交流によって新しい作品が生まれますので今後も期待してます
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