今回は3DCGの仕事についた美沙が半年経っても『車のホイール図』ばかり作らされる会社に不満を持つ内容でしたが『何の為に仕事をするのか?』を考えさせられる回でした
というのも仕事に対して『夢>待遇』と『待遇>夢』のどちらかを選ぶことに良し悪しは無いですし、安定した仕事で社員を養う社長の考えは考えさせられました…
正直美沙は車のことを好きではないのにこの会社に入った時点で既に『ミスマッチ』な気もしました
SHIROBAKO 9話感想
キャスト
宮森あおい:木村珠莉
安原絵麻:佳村はるか
坂木しずか:千菅春香
藤堂美沙:野麻美
藤堂美沙:野麻美
今井みどり:大和田仁美
スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
監督:水島努
シリーズ構成:横手美智子
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラデザ:関口可奈味
アニメ制作:P.A.WORKS
アニメ制作:P.A.WORKS
『ガルパン』の水島努監督のオリジナル新作ですが、どのような内容になるのか楽しみです!
あと脚本陣も水島努監督をよく理解している方々ですのでそういう意味でも期待してます!
『Angel Beats』でも綺麗な作画を見せてくれた関口可奈味さんがキャラデザで期待です
さて9話ですが、今回は3DCGの仕事に就いた美沙が主役ですが、半年経っても同じ仕事でゲンナリする美沙…
新人なのに多くの仕事を任される宮森や絵麻とは真逆の状況…
しかも好きなアニメの仕事が出来ない美沙は会社に対し不満を募らせます
一方、声優志望のしずかは初仕事の『ガヤ』で張り切りすぎて失敗…
声優も競争率が激しいですし、3年後どうなっているのかが分からない『プロの世界』ですからね…
ここでも宮森・絵麻・美沙とは違う『仕事をする意味』を考えさせられます
その後、美沙は社長に『アニメの仕事をしたい』と伝えますが、社長からは強みを生かす車のデザインで今後も行くと言われてしまいます…
『車のデザイン』という専門性だからこそ評価されているのであって、アニメなどは後発で会社を傾けるかも知れない状況で冷静な判断をする社長…
柔軟な発想は大事ですが、美沙は自分の夢より『待遇の良さ』でこの会社を選んだようですし、後から不満を言うのはミスマッチにしか思えません
最後は木下監督がオリジナルアニメのラストシーン作りに苦心する中、ライターの力を借りて『この作品で何を作りたかったのか?』を思い出させてもらい…
この作品で『どんな時でも人を信じる大切さ』を伝えたかったことを思い出し最後まで絵が書けました!
最後に立ち返るべきところは『作品を何で作りたかったのか?』なんですよね。そういう部分を引き出したライターの力も素晴らしかったと思います
さてそんな9話でしたが、3DCG製作の美沙の葛藤と、それぞれの立場の『仕事との向き合い方』が見えた回でした
『夢と現実』のギャップに苦しむ美沙の気持ちも分かりますし、安定志向の社長の気持ちも分かりますし、いろんな目線での話の展開も面白いと思いました
社員の美沙目線だけでなく、雇う側の社長の意見を含めての展開だからこそいろいろ考えさせられるのも興味深かったです
次回も楽しみです
ではまた
おまけ
そういえば以前ご紹介しましたが『水曜どうでしょう』の『藤村D』でおなじみの藤村忠寿さんが出版された『けもの道』で…
『作り手側』からの考え方で書かれていて、著書の中で興味深かったのが
僕はね、誤解しないんでほしいんだけど、お客さんの意見はあまり聞かない。むしろ、聞いてはダメだと思っている
HPに書き込まれている感想はすごく見ているけど、ちょっと俯瞰で見て、雰囲気を感じ取る
そうすれば『自分達の味が変わってないか?』という一番大事なところが確認できる
作り手が客の意見を聞いて『言われたとおりに直して』いたら…
『お前は何を信じて作っているんだ?』
『お前の味はどこにあるんだ?』
って思ってしまう
味を守るのは、僕ら自身
と語っていましたが、やっぱり人気作を作る方々の考えは『信念』があるんだと感じました…
そして『ものづくり』に関わる方々ならこの言葉はすごく深く感じ取れると思います
リンク集
Mr.Tのツイッター
連続小説「Rush In!」
麻枝さん&「Angel Beats!」関連
Liaさん関連