感想: 今回は真田昌幸が『独立』を宣言する回でしたが、ラストシーンで昌幸が『大博打のはじまりじゃあ!』と叫ぶシーンは鳥肌モノでした!
特に今まで周りの有力大名の顔色を伺って『力が欲しい』と嘆いていた昌幸だからこそ、自らを奮い立たせる叫びは『迷いからの開放』が強く表現されていて心に響きました…
こういうスカッとする展開を待ってました!ラストの音楽も服部隆之さんらしい心踊る曲でしたし、まさに『三谷作品の真骨頂』が見えた回でした
ラストシーンの昌幸役の草刈正雄さんは本当にカッコよかったです!
そして昌幸に独立を決心させる動機となった真田信繁が『信濃への愛』を語るシーンも良かったですし…
有力大名に囲まれ危機迫る信濃の国は、実は『誰もが欲しがる要所』でもあることを、昌幸が気づかされる展開も上手かったです
自分の能力について『正しい価値観』をもっているかどうかで『強者にも弱者にもなる』のは現代でも一緒ですし、発想の転換という意味でも考えさせられます
それから『生き様』という点では、出浦が語った『信用』という部分も重要だと思いました
結局信用は『自分が必要とされるかどうか』の判断基準にもなりますからね…
『信念』という意味では非常に大切なことですよね
出浦役は寺島進さんですが、本当に渋い役者さんですね
あと、今回深刻なシーンが多い中で、コミカルな部分を担当した家康役の内野聖陽さんをはじめとした家康軍の演技がメリハリという点で良いアクセントになってますし…
基本的に真田丸の三谷脚本は家康軍を上手く利用していると感じます
三谷さんの本流は『喜劇』ですし、その点を家康の人間的な魅力を使って上手く引き立たせています
そんな6話でしたが、真田が独立を宣言し、これから戦国時代らしく『乱世を生き抜く姿』が見れそうですし…
今後どんなキャストの方々が出てくるのかも含め期待しています!
来週以降も楽しみです
ではまた!
おまけ
それにしても三谷脚本は本当に面白いですね!素晴らしい才能だと思います!
そして三谷脚本といえば、BSフジで月曜22時から『王様のレストラン』の再放送がされていますが、こちらも面白いです!
真田丸を楽しんでいる方には、是非とも『王様のレストラン』の再放送も見て欲しいと思います!