クロードの思いやり
何でもかんでも・・・謝ればうまくいくわけじゃない!
それにガラスなんて、いつかは割れるものだ!
このデザインだって・・・悪くないだろう?
だからもう気にするな!
さてクロードの『職人としての思いやり』から始まりましたが・・・
今回は2011年7月放送開始アニメ『異国迷路のクロワーゼ』第一話『入口 "Entrée"』レビュー♪
19世紀のパリを題材にした作品で、原作は武田日向さん!『GOSICK』の挿絵も担当されている方です!
この作品の主人公は『湯音(ゆね)』という少女!日本からパリに奉公しにきました!
すごくかわいらしいですね!私的にメチャクチャ好きなキャラデザです♪
この頃の大和撫子らしい『つつましさ』があります!
で、湯音はパリの鉄工芸店『ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)』で働くことになります!
この店の主人はクロードという若者で・・・職人らしく気難しい感じです・・・
最初は湯音に対してよく思っていないクロード・・・
そして働き始めた湯音ですが・・・ある日クロードの大事な作品を壊してしまいます・・・
原因は日本の着物の振袖が引っかかってしまったこと・・・
それに対しクロードは『湯音はここのことを知らなさ過ぎる』と言い放ちます・・・
『文化の違い』に悩む湯音・・・
そんなことがあり落ち込む湯音ですが・・・
冒頭の言葉にあるように・・・クロードは湯音を思いやって温かい言葉をかけます!
性格は職人気質ですが・・・心は優しいクロード!いいヤツですね・・・
ただそれでは自分の気持ちがおさまらない湯音は・・・修理費用のかわりに日本から持ってきた着物をクロードに進呈します!
しかしそれは『湯音の母親の形見』でした・・・
湯音はそのことを言わずにクロードの言葉に報います・・・
で、クロードは着物を売った後にそのことを知り・・・着物を売る契約を破棄しようとしますが・・・
湯音の考える『商売』
ダメです!それ『看板を傷つける』になってしまいます!
日本で『看板』は『信用』のことです!
着物を返してもらうと・・・あなたもそのギャルリの人も信用失う・・・
私・・・それ一番イヤです!
と『信用こそ大事』だと力説する湯音!
人としてとても大事な言葉ですね・・・
『どこぞの総理大臣』にも聞かせてやりたい言葉です・・・
そして湯音の『誠意』に心を打たれたクロードは湯音と同じく手をついて湯音に謝ります・・・
お互いの文化を大事にしようとする2人の姿勢は心を打ちますね・・・
とても良いお話です・・・
さて、これで1話終了ですが・・・この作品は心が温かくなる癒しの作品です!
正直最初は期待していなかったのですが・・・メチャクチャ良い作品です!
こういう『隠れた名作』に出会えるからアニメは面白いです!
今後の展開が気になる作品になりました!
作画も綺麗ですし・・・キャラも立ってますし・・・次回も楽しみです♪
ではまた!
おまけ
そういえばこの作品のシリーズ構成は『ARIA』監督の佐藤順一さんですね!
『佐藤順一さん』らしい『癒しの作品』です!
そういえば灯里も『ネオ・ヴェネチア』に一人で来たんですよね!
両作品とも見ているだけで心が癒される作品です!
やっぱりこういうアニメ作品って大事ですよね・・・
今後も期待してます!