実戦経験の重要性
秀忠は初陣じゃ
思いっきり怖がらせてやるのよ!
初陣で戦の怖さを思い知らされた者は…
生涯戦下手で終わる!
さて、第二次上田合戦で秀忠軍を翻弄した昌幸が初陣の重要性を語る場面から始まりましたが…
ここでは秀忠の初陣だけでなく、大軍で攻めながらも忍城を落とせなか石田三成のことも暗示してるようなセリフでした…
政務では力を発揮する三成ですが、実戦は結果がでないことが関ケ原でも結果として出る形に…
勉強はできても、実践になると指示できない人って現実世界でも大勢いますけどね…
今回は天下分け目の関ケ原合戦に関連した第二次上田合戦を中心に描かれましたが…
徳川の大軍を上田城で2回も撃退した真田昌幸の戦上手が生き生きと描かれました
大軍を抑え込むにはゲリラ戦を仕掛けて『敵を怖がらせる』のは常套手段ですし、大軍だからこそ兵糧を奪うことで士気を低下させるなど、弱者の戦い方をさせたら真田は強いですね
これも徳川・上杉・北条といった大国に囲まれながらしぶとく生き抜いてき真田の真骨頂です
その後、秀忠は業を煮やして総攻撃をかけようとしますが、家康から本体に合流するように指示があり上田城攻めは諦めると…
真田昌幸は家康軍に勝ちましたが、関ケ原で西軍が敗れ、家康に負けていないものの『敗戦武将』扱いに…
『勝てば官軍 負ければ賊軍』という言葉がありますが、西軍についていた真田昌幸・信繁は賊軍となりました
石田三成は以前、『忍城』が落ちずに苦戦していましたが、昌幸が知恵を使い北条が降伏したことを城内に噂を広め忍城を開城させたことで真田昌幸の『戦上手』がクローズアップされましたが…
関ケ原の合戦でも三成の傍に昌幸がいたら違った戦況になっていたかもしれませんね…
『卓上の空論』では『実践を知る者の知恵』には勝てないですからね…
そんな36話でしたが、次回西軍の敗北により昌幸、信繁親子の『敗戦国の悲哀』が描かれそうですが…
ここから大坂の陣で信繁が華々しく果てるまでの期間をどう描くのかも含め期待しています
来週以降も楽しみです
ではまた!
おまけ
さて、ここからは今回の真田丸紀行にも登場した上田城についてす
JR上田駅から歩いて10分ほどで上田城跡公園に到着しましたが、思ったより駅から近くてビックリしました
そして敷地内に入ると城門がどっしりと構えてありましたが、ここが徳川の大軍を2度も撃退した上田城なんですね
城門の前には立て看板が立っていて『真田石』の解説がありました
真田信之(信幸)が松代に移封される際に、父昌幸の形見として持ち出そうとしたところビクともしなかったという堅牢な石です
こういう伝承があることからも、真田家がこの地に根差していたことを物語っていますね
ちなみに徳川家康の命により天守閣などが破却されてしまっているため、櫓や門しか残っておらず、城内には真田神社があるだけになっていました
それだけ家康にとってみたら『憎悪の象徴』みたいな城だったんだなぁ…と思わずにはいられませんでした
城跡というと、何もない草地か、しっかりと天守閣が残っているかを思い浮かべますが、上田城は櫓や門だけになっているんですね
ちなみに櫓の中に入ることができ、中から外をみるとこんな感じです
櫓から新幹線方面をみるとこんな感じで…
周りを山々が囲っていて、信州らしい風景でした
自費で作ったとはいえ、さぞ家康の大軍も攻めずらかったでしょう
城にかかる橋から堀を見ると、緑が茂っていて自然を感じます
堀には水が張ってあり、その先には山々が連なっていて綺麗な風景でした
こういう形で上田城が成り立っているのを実際に見て感じることができてよかったです
ちなみに隣接した施設では『真田丸大河ドラマ館』が開催されていました
真田丸のテーマパークのようになっていて、観光客の方々も大勢来ていました
中にはセットや衣装、スタッフやキャストの皆さんのコメントやサインなどが飾ってあり、真田丸ファンにとってはたまらない施設です
ちなみに写真撮影は1か所を除きNGですが、その1か所の特注甲冑のところだけOKでしたので撮ってきました
真田丸の資料では絵コンテもありましたが、アニメの絵コンテみたいにしっかりと絵が描かれていて面白かったです
そんな感じで上田城を見てきましたが、また時間があるときにじっくり見たいと思いました
そして上田城のいたるところに『真田十勇士』の名前が出ていましたが、大河ドラマではどんなメンバーが真田十勇士を演じるのかそれも楽しみです
映像では冬の雪景色の上田城もあって綺麗でしたし、季節によってさまざまな姿を見せる上田城に、是非とも真田丸ファンは行ってみてください