今回は『浦和レッズ』についてですが、三菱重工は31日、浦和レッズの株式の一部を取得することを発表し、11月中旬に三菱自動車と共同で新会社『ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社(仮称)』を設立し、三菱重工が浦和レッズの運営を担うことになりました
その際の出資比率が、三菱重工が60.8%、三菱自動車が39.2%となることで、『ダイヤモンドF.C.パートナーズ』が保有する浦和レッズの株式は50.6%になり、そのうち30.8%が三菱重工、19.8%が三菱自動車の出資となり、残った49.4%をその他の株主が保有することになりました
これで日産が三菱自動車の実質支配会社となった場合の、Jリーグ規約の『クロスオーナシップ抵触』対応は完了しました
ちなみに今回のクロスオーナシップに抵触する『子会社・関連会社』とは何かをネット情報を見ますと…
子会社は『議決権の過半数を保有、もしくは実質的に支配している』、関連会社は『親会社および子会社が20%以上の議決権を保有、もしくは経営の方針に重要な影響を与える』ということで、今回の場合『関連会社』で対象外にするために三菱自動車の出資比率を20%以下にして筆頭株主を三菱重工に譲ることで解消されたようです
元々、浦和レッズは三菱重工の前身の1社である中日本重工業サッカー部が起源ですので、元の親会社の三菱自動車より『チームの起源に近い親会社になった』という意味では、歴史的な意味でも良い内容だと思います
これで一連の問題は解決しましたし、あとは浦和が年間タイトルを獲るだけになりましたし…
まずは4日の『横浜FM』に勝って勢いに乗りたいですね
そして昨日エルゴラを買いましたが、タイトルをどんどん獲って紙面を浦和色に染めたいですね
ではまた
おまけ
そもそも浦和と三菱自動車の縁ですが、Jリーグ設立当初、浦和では『ホンダ』とプロサッカーチーム登録するはずだったのですが…
急遽ホンダがプロ化を取り消したため、浦和にプロサッカーチームが作れないという事態となり苦慮していたところに、声をかけてくれたのがプロ化を目指していた『三菱自動車』の森孝慈さんでした
元々浦和に三菱自動車の生産工場とかないですし、深い縁はなかったのですが、お互い『サッカーのプロ化』で意思統一できて紆余曲折ありJリーグ元年に『浦和レッドダイヤモンズ』が誕生しました
よく『何で浦和レッズはサポが多いのか?』という質問を受けることがあるのですが、もちろん『サッカーの町』だからというのもあるのですが…
東京のベットタウンとして、個性がないと言われていた浦和に『浦和レッズ』という自分達の誇るものが出来たということで『浦和のアイデンティティ』になったからだと思います
だからこそ三菱自動車には『浦和にプロサッカーチームを作ってくれた』という恩もありましたので、筆頭株主ではなくなりましたが三菱自動車が株主として残ってくれたのは良かったと思いました