豊久の覚悟
信や与一は、おいが大将ち言うたが
おいは一度もそがい思うた事は無か
おいはしょせん、功名餓鬼よ
義弘殿や親父っどになれん!
じゃっどん、奴は違う
第六天魔王『織田前右府信長』は違う!
おいがぬしゃ相手にがまりばすれば
おいがぬしゃ相手にがまりばすれば
その間を食ろうて、信が必ず潮目を変える
そのためなら
飛んでん 跳ねでん 何でんするわい!
俺ら兵子が関ヶ原で死んでも
島津のお家はそれを糧に事を成す
死んでも死なぬ!
飛んでん 跳ねでん 何でんするわい!
俺ら兵子が関ヶ原で死んでも
島津のお家はそれを糧に事を成す
死んでも死なぬ!
そいでん何でもできる!
おいがここで死んでも
そいを糧に、信は事を成す!
ろくでもない事かもしれんがの!
おいがここで死んでも
そいを糧に、信は事を成す!
ろくでもない事かもしれんがの!
さて、島津豊久と土方歳三という剣豪同士の戦いの中で、豊久が覚悟を語るシーンから始まりましたが…
土方が島津の家紋を見て、総大将と言う身分を忘れ怒りに支配されてしまった状況の中、豊久は自分がここで踏ん張ることで『信長と与一がなんとかしてくれる』と、自分の役割に徹したのはさすがでした
まあ土方としては憎き薩長の家紋を見たら心を穏やかにすることは難しいですけどね…
ドリフターズ 最終回感想
キャスト
キャスト
島津豊久:中村悠一
織田信長:内田直哉
那須与一:斎賀みつき
安倍晴明:櫻井孝宏
オルミーヌ:古城門志帆
カフェト:西田雅一
ジャンヌダルク:皆川純子
ジルドレ:乃村健次
アナスタシア:北西純子
ラスプーチン:田中正彦
織田信長:内田直哉
那須与一:斎賀みつき
安倍晴明:櫻井孝宏
オルミーヌ:古城門志帆
カフェト:西田雅一
ジャンヌダルク:皆川純子
ジルドレ:乃村健次
アナスタシア:北西純子
ラスプーチン:田中正彦
土方歳三:安元洋
貴紫:宮本充
スタッフ
原作:平野耕太
原作:平野耕太
監督:鈴木健一
シリーズ構成・脚本:倉田英之
脚本:黒田洋介
脚本:黒田洋介
キャラデザ・総作画監督:中森良治
音楽:石井妥師、松尾早人
アニメ制作:HOODS DRIFTERS STUDIO
ヤングキングアワーズで連載中の原作をアニメ化した作品ですが、原作から評判の高かった作品です
なのでどんな作品になるのか気になっていた作品でした
『HELLSING』もそうですが平野さんが描かれるキャラは生き生きしてて面白いんですよね
さて、最終回は豊久達が土方歳三率いる敵を迎え撃つ展開でしたが、最終回に相応しく土方と豊久のバトルは熱かったです!
島津豊久が関ケ原で死を賭して島津義弘を逃がせたことで、その子孫が新政府軍として徳川を滅ぼす展開になりますが、徳川軍を守り五稜郭まで退いて果てた土方歳三にとって豊久は知らずとも、島津の家紋は怒りの対象になっていました
真田丸でも最終回の最後のナレーションで、真田信之が残した領地から徳川崩壊を招く『佐久間象山』を輩出したという話に繋がりますが、なんだか『島津義弘が関ケ原で生き伸びたことで、明治維新の倒幕に繋がった』というのも似ているような内容で興味深かったです
一方、信長はハンニバルが授けた策を実行し、敵を一か所に集め火あぶりにするという、まるで『本能寺の変』のような作戦で勝利します
信長が『明智光秀もこの光景を見て喜んでいただろう』という皮肉を言っていましたが、なんだか面白かったです
信長が自身の受けた仕打ちを転用する…こういう機動性が信長の真骨頂ですね
最後は劣勢になった土方が豊久との戦闘を途中で切りあげ去っていくところで終了
自由奔放な豊久を見て『てめえら島津のそれが、俺達を殺しやがった』と叫びましたが、それが島津の強さなんですよね
倒幕したエネルギーを持っていた薩摩の考え方がよくわかるような展開でした
そんな最終回でしたが、単行本5巻中4巻まで1期でアニメ化していますので、原作ストックがたまったら2期の放送も期待できそうですね
そして改めて『もし偉人が生きていて同じ世界に集まったら…』というif設定は面白いです
伝承でも『真田幸村』『土方歳三』といった悲劇のヒーローが生き残っているという話もよくありますが、それだけ人気があるということですけどね
2期の放送が楽しみです!
ではまた!
おまけ
それにしても、久しぶりに面白い作品に出会いました!毎週放送を楽しみにしていました!
激しい戦闘シーンの間にコミカルな部分が入ってくるのも洒脱が効いてて面白かったです
時間帯も東京MXは23時台で放送されており、新規顧客を増やすには絶好の放送時間ですし、今後もこうした面白い作品をアニメ化してほしいです