感謝の言葉
あすか先輩、絶対本心見せてくれなくて
いつも上から見下されているようで
友達のこと『どうでもいい』とか言うし
でも、今は寂しいです…
先輩が吹くユーフォを、もっと聞いていたいです!
私、あすか先輩みたいなユーフォが吹きたい!
さて、久美子が先輩のあすかに対し『自分を導いてくれたことへの感謝』を泣きながら伝える場面から始まりましたが、切ないシーンで胸が締め付けられました…
他の人では言えないようなことも率直に言える『素直さ』が久美子の魅力ですし、飾らない言葉だからこそ人の心に響きます
この言葉って、この作品を見ている多くの人に突き刺さる言葉だと思いますし、本当に素晴らしい作品だと改めて思いました
キャスト
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
高坂麗奈:安済知佳
田中あすか:寿美菜子
小笠原晴香:早見沙織
中世古香織:茅原実里
中世古香織:茅原実里
スタッフ
原作:武田綾乃
監督:石原立也
シリーズ構成:花田十輝
キャラデザ:池田晶子
キャラデザ:池田晶子
シリーズ演出:山田尚子
美術監督:篠原睦雄、
音楽:松田彬人
音楽:松田彬人
アニメ制作:京都アニメーション
さて、今回は最終回でしたが、3年生が引退し、新たな吹奏楽部がスタートします
まだ学生の指導歴の短い滝先生は、3年が抜けたことでのレベルの低下を嘆いていましたが、指導歴の長い松本先生は『また1から違う形を作り上げるのが学生を教える面白さ』というところはなんだか納得でした
プロになればある程度メンバー固定できますが、学生は卒業と入学がありますし、新たな吹奏楽部が今年を超える可能性もありますし、『育てる』という意味では挑みがいのある現場ですね
ってかあすか達が託した部長と副部長がこの2人とは…本当によく見てますね
その後、3年生の卒業イベントでは在校生は『三日月の舞』を吹くなど、卒業する3年生を祝い…
卒業生は3年分の実力を発揮した演奏で後輩たちにエールを送ります
吹奏楽部らしいやり取りがあるのはいいですね…
そして卒業式当日、久美子は最後の最後で心の底からの感謝の言葉をあすかに伝えると、あすかからノートを渡され…
そのノートに描かれていた曲は、あすががよく吹いていた曲で、その曲名が『響け!ユーフォニアム』だということを知る久美子
あすかから久美子への最後のプレゼントが、この作品のタイトル…良く出来た流れで鳥肌が立ちました…
ラストはあすかからバトンを渡された久美子が『あすかの吹いていたこの曲の温かさを忘れない』という言葉で終了!
そして久美子がまた後輩たちへバトンを渡していきます
まさに『心に響く回』でした
さてそんな最終回でしたが、本当に最後の最後まで感動できる素晴らしい作品でした!テレビアニメのクオリティとは思えない京アニクオリティも含め、この作品に関わった全ての方に感謝したいです!
そして、今回はゲームだったら久美子視点の『久美子ルート』ですし、是非とも『あすか視点』『麗奈視点』などの切り口でも見たい作品でした
そして間違いなく言えることは、久美子は多くの人と出会って成長し、そして多くの人たちに影響を与えたと思いますし、人と人との出会いの素晴らしさを改めて感じました!
ではまた!
おまけ
前回も書きましたが、私的に『あすかと久美子』の関係って、マリみての『聖と祐巳』に似ているなぁ…て思ってます
聖も下級生に人気がある一方で『悲しい過去・不器用な性格』という負の部分を、祐巳という真っ直ぐな性格の後輩によって感化されていく流れが、なんだかリンクするんですよね…
欲を言えば、聖が卒業の時に祐巳に言った
愛しているよ、祐巳ちゃん
君とじゃれ合っているのは、本当に幸せだった
『祐巳ちゃんになりたい』って私は何度か思ったよ。
という聖の感謝の言葉を、あすかにも久美子に言ってほしかったなぁ…と思っちゃいました