今日はサッカーのお話ですが、J2降格圏の17位に低迷する広島の森保一監督が3日付で退任しました
先日の浦和vs広島戦で負けた森保監督ですが、師弟関係だった浦和のミシャ監督との試合が広島での最後の指揮となりました
広島が浦和に負けた後の森保監督の顔が何かを決意していたように見えましたが、やっぱり退任でしたか…
森保監督と言えば、ミシャ監督の薫陶を受け、ミシャが広島を去った後に監督となり、就任1年目で優勝し、翌年2連覇、5年で3回優勝し、広島を強豪に押し上げた監督ですが、退任するときはあっけないものですね…
鹿島の石井監督も退任しましたし、大宮の渋谷監督もそうですし、期待されながら成績不振により任期途中で退任する日本人監督が多い年になりました
森保監督は広島を指揮していたミシャの戦術をベースにして、その戦術を『森保式』にアレンジして広島を率いてきましたが、今季はチームが下降線になったところで立て直すことができませんでした
ただ、広島は浦和と同じミシャの独特な戦術をベースにしているため、広島が今後どのようなサッカーになるのか、浦和サポとして非常に気になります
というのも、日本の指導者でいきなりミシャサッカーを引き継ぐのは難しいですし、かといって今から4バックなどにした場合、今のシステムでこそ輝くサイドのミキッチや柏などが活躍できるか微妙ですし、独特なシステムだからこそ、次の監督選びが難しいんですよね…
スムーズに監督交代できればいいですが、新監督によってさらに混乱を招いて収拾がつかないことにもなりかねませんからね…
そしてミシャ監督も先日の広島戦に負けていたらどうなっていたかわからなかったですし、浦和フロントも土壇場になってバタつくことがないように、次期監督について早めに考えないといけないです
そういう意味では、ミシャサッカーを進化発展するのであれば、ミシャサッカーに理解のある森保監督を次期監督に招聘することも選択肢の一つとして考えていいと思ってます
森保監督も、広島では収益の面で思うような補強がなかなかできず、逆に選手が去ってしまうことでチーム作りが上手くいかなかったところもありますので、その部分では広島退任でフリーになったことでもあり、浦和は森保監督の希望に添える補強ができますし、魅力があると思います
いずれにしても、ミシャサッカーを各チームが研究したことで楽に勝てなくなっているのも事実ですし…
ゲーゲンプレスで一世風靡したドルトムントのクロップや、奇跡の優勝をしたレスターのラニエリも、相手に研究されてチームが低迷して解任させられる世界ですし、今後もミシャサッカーを継続するのであれば研究された後の戦い方の変化というのも必要です
ミシャサッカーは『攻撃は最大の防御』のようなサッカーで、見ていて楽しいですが、やはり守備面での強化が必要ですし、その部分を浦和も広島も今後どのように対応していくのか見ていきたいです
ではまた