天衣無縫
意味:天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。
感想 : 今回は『攻めのあい』と『守りの天衣(あい)』の戦いでしたが、同年代同士の戦いは面白かったです
特に『攻め勝つ』ことに自分の価値を見出すあいに対し、しなやかな受けをする天衣の打ち筋を見ていると『勝つための将棋』をしている天衣の強さがより際立ちました
勝負の世界では相手に合わせて受け切ることができる選手やチームは勝負強いです
ヤンデレあいvsツンデレ天衣の勝負でもありましたが(笑)
『りゅうおうのおしごと!』5話感想
原作者は『のうりん』を書かれていた白鳥士郎さんですが、全く違う分野である将棋を選んだことにまず驚きました
そして竜王というタイトルを選んだのも、若手でもタイトルを取れる名人位と並ぶ頂点だからというのも納得ですし、実際羽生竜王は十九歳で竜王のタイトルを取っている実績もあります
若手棋士を題材としていますし、そういうところでも入りやすいです
のうりんもギャグベースでしたが、農業の踏み込んだ部分も扱うなど、白鳥さんの視点は面白いです
今回は、あいに同年代のライバルを作るという意味で天衣とあいを対局させますが、あいは攻めながらなかなか相手の防御を崩せず苛立ち…
結局あいが攻めきれずに駒切れを起こし負けてしまうという展開でしたが、えてして攻めが得意な選手やチームほど、守り切られると焦って自滅するというのはどの世界でも共通ですね
勝負に徹するため『攻められている』のではなく『わざと攻めさせている』という戦法で、一気にカウンターで仕留めるというのは勝負の定跡ですからね
最後は天衣を弟子にする八一ですが、実は八一は子供の頃に天衣の父と出会っていて、天衣の父が見逃した詰み筋を見抜き、天衣の父に才能を買われていたという話でした
子供の頃から才能のあった八一のエピソードですが、天衣の父が娘を弟子にするなら八一という流れも良かったです
今回2人目のあいが弟子として加わりましたが、今後の展開が気になります
ではまた!
おまけ
ちなみにラストのセリフの『小学生は最…(以下略)』は『ロウきゅーぶ』で聞いたことがあるセリフでしたね(笑)
まさが将棋作品であのセリフが再び出てくるとは思わなかったのでツボでした(笑)
いずれにせよ将棋は年齢関係なく、まさに実力主義の世界ですし、若手が伸びることで将棋界全体が盛り上がっていきますし、そういう視点でも楽しめそうなアニメです
そういえばロウきゅーぶにも日高里菜さんが出ていましたし、縁がありますね(笑)