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Channel: 私的UrawaReds&SubCul
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【求めていたKeyがここにある】Key最新作『サマーポケッツ』を全クリアしました(AIRやCLANNADに共通する『人と人との絆』を感じ、最後に泣けるKeyらしい作品で音楽の秀逸さも含め大満足でした)

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今回は『Keyのお話ですが、最新作の『サマーポケッツ』を全クリアしました
 
ゲームの流れとしましては『各キャラルートクリア』から『ALKAルート』、そして『Pocketルート』と物語の核心に迫っていく流れでしたが、作品全体を通じKey作品が大切にしている『人と人との絆』を強く感じましたし、最後に泣ける作品で、音楽の秀逸さも含め大満足でした
 
リトバス以降、いろいろな方向性をKeyは試していましたが、久しぶりにAIRやCLANNADといった多くの人が求めていたKeyらしい路線に戻ってきてくれたことは非常に嬉しいです
 
イメージ 1

  



 
ここからは『サマーポケッツ』の私的な考察ですが、ネタばれありですので、ネタばれを回避したいかたはここから先は見ないようにお願いします





さて、ここからは私的な解釈ですが、この作品は

自身の失敗から島に逃げてきた主人公の羽依里
・自身の特殊な力から逃げて独りぼっちのしろは
・やさしかった両親の世界に逃げてきた羽未
 

という、各々が逃げという状況からスタートしますが、逃げこむ場所が『夏休み』というのもこの作品の肝で、夏休みは『学校がなく自由である』という意見もあれば『期間限定という制約がある』という意見もあり、夏休みの素晴らしさと、そこからどう踏み出すかというのが大きな流れになっていると思いました
  
麻枝さんの作品中の歌である『ポケットをふくらませて』の歌詞に『大人になれなくていい だって大切な宝物を忘れることでしょう?』という歌詞は、まさに夏休みに逃げてきた3人の心表しているんだと思います





そんなマイナスからスタートの3人ですが、物語を進めていくと、この夏休みは『しろはが能力を使い、羽依里と2人の子供である羽未の存在をつなぎとめるためにループし続けている』ことを羽未は気づき…
 
羽未はしろはと羽依里をループから解放するため、しろはが能力を発動する前の幼少期まで七海という存在で遡り、将来、羽依里としろはが出会わず羽未が生まれない可能性があることを承知のうえでループを阻止します
  
ここは羽未の存在を残すために、ループを繰り返すしろはの『羽未への愛情』と、そのループで苦しんでる最愛の母のしろはを救いたい羽未の『しろはへの愛情』クロスする瞬間で、互いを思いやる気持ちが泣けます…

 



この流れはAIRでは伝承により観鈴の死を回避できなかったですが、サマーポケッツは羽未が『しろはの幼少期にもどって能力発動を回避する』という選択を取るのも面白い流れですし…

CLANNADでは朋也が世界を変えるために街の意志の力を借りて願いを叶え、渚を生かしますが、サマーポケッツは羽未が能力で過去に戻りしろはのループを阻止し、しろはを救う願いを叶えるというのも、共通した流れで面白かったです
  
歴代のKeyの名作の良いところを色濃く受け継いだ作品だと思います

そしてループ阻止後の流れも秀逸ですが、そこは是非ともプレイして感じてほしいですし…

Key作品に絆や感動や泣きを求めている方には、絶対に期待を裏切らない作品ですし、是非とも多くの方にプレイしてほしいです
  
そして是非ともアニメ化をしてくれるのを期待しています

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