大吉の『正子への言葉』
りんはもう立派に『女の子』だから、しっかり『一人前』に傷ついて・・・
正子さん・・・アンタは知っているのか?
りんの心はもう『かなり発達している』ってこと
いや・・・『している部分』と『していない部分』があって
だから大人が見ててやんなきゃいけないんじゃないか?
もし嫌なことでも『そのうち忘れるだろう』なんて考えでりんを一人きりにしたのなら・・・
俺は気兼ねなく・・・アンタを憎む!
せめてよほどの事情があってくれとも思う・・・
けど、子供を置いていく『よほど』って・・・どんなだ?
さて『りんの成長』を見た大吉の『正子への投げかけの言葉』から始まりましたが・・・
2011年7月放送開始アニメ『うさぎドロップ』4話『てがみ』レビュー♪
原作は宇仁田ゆみさんで『FEEL YOUNG』(祥伝社)という雑誌で連載されていたマンガです!
今回は大吉がりんのために『残業のない部署』に異動を決めた後の話となります・・・
そんな大吉に職場で『子連れ送別会』をすることに!
ここは同じく子供のために部署変えした先輩の後藤さんが尽力してくれたようです
しかし職場でも『快く送り出してくれる人』と『陰口をたたく人』が出てきます・・・
特に男性社員はトイレで大吉のことを
『課を捨てた人間』
『中途半端に前年大吉が作った実績が重荷になる』
『課を捨てんなら実績作るな』
と言われる始末・・・
特に日本社会は『男性が子供を育てる』ことに理解が進んでいないところもあるので・・・
リーマンのMr.Tにとってすごく『リアルな描写』でした・・・
ただ以前の大吉なら『トイレに怒鳴り込んで』いたのでしょうけれど・・・
りんという守るべきモノが出来たことで『自分の中の大事なものが変わった』と大人の対応をします!
今まで仕事人間だった大吉には『愚痴を言う社員のこと』は痛いほど分かるでしょうし・・・この大吉の寛容力は魅力です・・・
そんな中、りんの友達のコウキとコウキママの関係を見て『母と子』の仲のよさを目の当たりにした大吉は・・・
りんの母親の『正子』を探し出そうと思い立ち・・・叔父が残した『遺言のブログ』を見つけます!
大正生まれの叔父が『ブログで遺書』wなんだかほんわかしますね^^;
で、最後は冒頭の言葉にあるように『立派な女の子』になっていくりんを正子に会わせるために『母子手帳に隠してあった正子の電話番号』に電話をして終了!
『代理父』として正子に『りんをどう思っているのか?』を確かめる大吉・・・
さて今回も心温まるストーリーで最高でしたが、この作品の良いところは何といっても『りんの一つ一つの細かな描写』があると思います!
無邪気に踊ったり・・・母のことを聞かれて寂しくなったり・・・本当に心理描写が上手い作品です!
りんの不安な気持ちや嬉しい気持ちがすごくよく描かれてますよね・・・
そしてこの作品は『心に響く名言の宝庫』なんですよね!
だからこそ大吉やりんに感情移入が出来るんだろうなぁと思います!
この作品は一言一言が『生きている』んですよね・・・
あとED挿絵の『劇団イヌカレーさん』は毎回新規の絵をかかれてますね!
今回は寝顔のりんです♪
イヌカレーさんもかなり頑張ってくれてて嬉しいです♪
今後も2人の生活を見ていきたいと思います!
ではまた!
おまけ
前回も書きましたが今回もBGMがすごくいいのですが音楽担当は『松谷卓』さんという方で・・・
みなさん一度は聞いたことがあるはずの『大改造 !! 劇的ビフォーアフター』のクライマックスで流れる『TAKUMI/匠』などを作られている方です♪
他にも劇場版『いま、会いにゆきます』『県庁の星』などのBGM担当をされている方でさすがの音楽能力です!こういうところでもこの作品は恵まれていますよね♪
そして脚本も細かい心の描写も上手に描かれてますし・・・間違いなく『名作』だと断言できます!
今後も期待してます!