沈み行く苹果の『回想』
ああ・・・私このまま死ぬのかな？
多蕗さんとキス・・・できなかったよ・・・
ごめんねママ・・・私、運命守れなかった・・・
パパどうしてるかな？
最後にもう一度・・・会いたいな・・・
さて『池に沈み行く苹果の回想』から始まりましたが・・・今回は2011年7月放送開始アニメ『輪るピングドラム』第4話『舞い落ちる姫君』レビュー♪
この作品はオリジナルアニメで『劇場版ウテナ』以来の幾原監督の作品です！
幾原監督の『斬新な構成』が大好きなMr.Tにとっては『待ってました！』の期待の作品です♪
早速レビューですがこの作品は高倉家に住む三兄妹『冠葉・晶馬・陽毬』がメインでストーリーが進行しますが・・・
今回は苹果と多蕗の野鳥観察に晶馬が付き合う展開に！
冠葉から晶馬へは隙があれば『運命日記』の中身を見るミッションが課せられます！
ただ、多蕗の野鳥観察には前回登場したゆりも同行することに！
しかもゆりの本性は人気女優と『強力なライバル』に・・・
でも苹果は『運命日記』を信じて一縷の望みをかけます！
ただいいところを見せようとする苹果は全て裏目になり・・・
逆にゆりの良いところばかりが強調されることに・・・
上手くいかずに焦る苹果・・・
で、最後は『強硬手段』で多蕗にキスをしてもらうために池に飛び込む苹果・・・
苹果としては『運命日記は絶対』ですし・・・『人工呼吸』にすべてをかけます！
まさに命がけですね・・・
結局最後は晶馬が人工呼吸で助けて蘇生させ・・・
苹果が意識を取り戻した時に多蕗と入れ替わります！
苹果は多蕗にキスをしてもらったと『錯覚』していますが・・・一応『運命通り』になりました＾＾；
で、最後はこことは別の『赤坂見附』のエスカレーターで滑落事故発生で終了・・・
これも『何かの運命』なんでしょうか・・・
また謎が生まれましたね・・・
さて、これで4話終了ですが少しずつ話が見えてきましたが・・・
苹果の『運命日記』への固執は『両親との関係』にありそうです！
そして今後苹果の『運命日記』と陽毬の運命が関係してくるようですね！
ってか『ピングドラム』って何？という話ですが・・・今後明かされそうな感じですし・・・
先の展開が気になる作品になりました！
結果の見えないオリジナル作品・・・次回も楽しみです！
ではまた！
おまけ
そういえば以前ご紹介した『試運転マニュアル』ですが・・・
そこに『運命日記』と『生存戦略』の関連性について書かれていました！
この本はこの作品を見るのに重要なアイテムのようです！
で、前回もご紹介しましたが、そこには『運命』と『生存戦略』について書かれていて・・・
運命 ： 本人の意思には関係なく、その人生を左右する『超自然的な力』
生存戦略 ： 一般的に生命の進化の過程で身に付けた『生き抜くための術』
となっていて一見相反するようにも見えますが・・・
共通点としては『あらかじめ決められた抗いがたい力』ということのようです
ここでこの件についていろいろ考察しますが・・・
高倉家と苹果は『運命』を違う解釈で捉えていて・・・
高倉家 ： 『運命』は陽毬の命を奪ってしまう憎いもの
苹果 ： 『運命』は幸せになるための絶対必要なもの
という風に同じ『運命』でも捕らえる人によってはぜんぜん価値が変わってしまいます・・・
『運命』は全てにおいて平等ではないですからね・・・
そんな中で『この4人が出会った理由』や『ピングドラムを手にいれろ』といわれる理由が何かですが・・・まだ分かりません・・・
ただいずれにしても『運命日記』が鍵を握っているのは確かなようです！
これに『陽毬の寿命を延ばして欲しい』と書けば陽毬は生き返るのか・・・そういうところも今後考察していたいと思います！
あと『オリジナル作品』って先が見えない面白さがあるのが魅力ですが・・・
それ以外にもこうして『視聴者に先の展開を考えさせる』ことで『視聴者の考えも進化させる』という魅力があるんじゃないかと思います！