『クドの決意』
諦めたらダメです!
私はまだ誰の役にも立ってません!
皆さんの役に立たなければ!
『理樹と鈴さん』の役に立たなければ!
『帰る』って約束したんです!
また野球がしたい・・・
一緒に笑いたい・・・
『大好きな場所』で!
さてクドが帰国後、反政府軍に捕らえられ『牢獄に監禁』され、死が近づく中で・・・『ここに来た本当の意味』を思い出す・・・
リトルバスターズという物語の『根幹を成す』場面から始まりましたが・・・
リトルバスターズ! 23話『あなたの大切なもののために』レビュー!
ゲームブランド『Key』のビックタイトルがとうとうテレビアニメ化!
製作スタッフ
原作:Key
キャラ原案:樋上いたる・Na-Ga
監督:山川吉樹
シリーズ構成:島田満
シリーズ構成:島田満
キャラデザ:飯塚晴子
アニメ制作:J.C.STAFF
アニメ制作:J.C.STAFF
音楽:折戸伸治・麻枝准・戸越まごめ・PMMK・三輪学
OP:Little Busters! (Rita)
ED:Alicemagic (Rita)
ED:Alicemagic (Rita)
- キャスト
直枝理樹 : 堀江由衣
棗 鈴 : たみやすともえ
棗 恭介 : 緑川光
井ノ原 真人 : 神奈延年
井ノ原 真人 : 神奈延年
宮沢 謙吾 : 織田優成
神北 小毬 : やなせなつみ
三枝 葉留佳 : すずきけいこ
三枝 葉留佳 : すずきけいこ
能美 クドリャフカ : 若林直美
来ヶ谷 唯湖 : 田中涼子
西園 美魚 : 巽悠衣子
西園 美魚 : 巽悠衣子
笹瀬川 佐々美 : 徳井青空
この作品は2007年7月ゲームで発売され、歴代のKey作品同様、当然京アニでのアニメ化を期待され続けましたが・・・
『京アニ』が多忙のためスケジュール予定を組めず・・・
最終的には『J.C.STAFF』がアニメ化を射止めました!
『Kanon』『AIR』『CLANNAD』と京アニ作品で作られましたが・・・今回とうとう違う製作会社に!
Key作品では『Angel Beats!』が『P.A.WORKS』で製作され大成功しましたし・・・
『J.C.STAFF』もかなりの意気込みで作ってくれているようですので楽しみにしてました!
『鍵っ子待望』のアニメ化です!
さて、冒頭はクドがロケット爆破後の母親の安否を確かめるために『テヴア』に帰ってきた場面ですが・・・
テヴアは政府軍と原住民達が蜂起した反政府軍が対立しあう、最悪の状況・・・
そして政府軍に属するクドは、反政府軍にとって『憎しみの象徴』になってました・・・
そんな状況でクドは祖父の元に身を寄せますが・・・
祖父が出かけた隙にクドのいる家に反政府軍が攻めてきて、クドは捕らえられ牢獄に監禁されてしまいます・・・
『政府軍の象徴』として鎖で繋がれ、過酷な監禁をされるクド・・・
そして過酷な監禁で生気を失ったクドは、生きることを諦めかけますが・・・
冒頭の言葉にあるように『理樹と鈴の役に立つ』ことを思い出し、気持ちを奮い立たせ『帰る』ことを心に決めます!
このクドのセリフは、後の『リフレイン』を見て初めて意味が分かるセリフですが・・・
全てを思い出したクドには『生きて帰る』ことが何より重要なミッションであることが伝わってきます!
この場面は前回クドが全て思い出した後日、恭介がクドを諭したシーンに繋がりますが・・・
クドは『理樹と鈴』のために、ここで監禁されて苦しむのを分かった上で、それでもテヴアに来たことも認識できます
『親友』のために皆で自分のできることをする・・・リトルバスターズの作品の奥深さはこういうシーンでも見えます
その後、理樹やリトバスメンバーが『クドに帰ってきてほしい!』と強く願うと・・・
監禁されているクドと理樹の波紋がシンクロし、理樹が持っていた『歯車』がクドに渡り、鎖を破壊しクドは鎖から開放されました・・・
ここは『Key』特有のファンタジーの世界ですが、これも『友情』が生み出した奇跡の力ですね
そして鎖から放たれたクドは洞窟の中にある小川沿いを進んでいくと・・・
出口を見つけ、出てみると『憧れの宇宙飛行士の母』と一緒に見に行くといっていた『50ノーティカルマイルの空』を見ることができました・・・
『母との思い出』も『夢』も全てこの瞬間に感じることが出来たクド・・・
最後はクドが約束どおり皆の元へ帰ってきました!
そしてクドは母に正直に今の状況を話し、母から『クドの大切なものの為の良き歯車になれ』と励まされたことを皆に伝えます!
これでクドは『大好きな宇宙』に向けて、前を向いて進むことが出来るようになりました!
さて23話はクドルート完結回でしたが・・・
原作にある『切なさと温かさ』が良く表現できていて・・・
久しぶりに泣けました・・・
原作ゲームの『クドルート』は『葉留佳ルート』と同じく城桐央さんがシナリオですが・・・
Mr.Tがプレイして『あまりに重く、濃いシナリオ』だったのを思いだします・・・
そして『クド・葉留佳ルート』とタイプの違う2つの難しい題材を扱うシナリオを作られた城桐央さんの構成力の凄さも改めて感じました
あと切ない場面で流れる『麻枝准』さん作曲の『song for friends』のインストや・・・
洞窟脱出のシーンで流れる同じく麻枝さん作曲の『れっつ・りたーん』のインストは心に響きますね・・・
Key作品が他のゲーム作品と一線を画しているのは『BGMや音楽の旋律や使い方が秀逸』なところもあり・・・
アニメでもそれが生かされてました
それから今回の絵コンテは『山川吉樹監督』でしたが・・・
陰影の付け方や苦悩のシーンなど、心理描写の魅せ方が巧みだったと感じました!
正直このルートは描写がすごく難しいと思っていたので『よく映像化してくれたなぁ・・・』と感動しました・・・
さて次回からは本題の『鈴ルート』ですかね?
次回以降の展開が楽しみです
ではまた
おまけ
今後、各キャラのシナリオに行く時に・・・
学園生活の『楽しさ』や『友情』が最後の支えになるので・・・今後も何気ない日常が重要な意味を持ちます
かなり丁寧に日常を描いてくれていて凄く良い構成だと思いますし今後も期待です!
あと原作のクドルートのシナリオですが原作ゲームでは分岐シナリオの『行くor行かない』で内容がかなり変わるんですよね・・・
また『行かないを選択したシナリオ』が、最近発生したアルジェリアの天然ガス関連施設で起きたテロ事件で・・・
人質となった日揮の邦人社員7人が死亡したと日本政府が発表したのと何だか重なってしまうんですよね・・・
亡くなられた邦人の方々の無念さを思うと胸が苦しくなりますが・・・ゲームで既に予言していたような気もします・・・
なので今回恭介も言ってましたが、いくら日本が平和だといっても・・・
世界に目を向ければまだまだ『貧困・戦争・宗教』等の理由で不安定な国があることをもっと知らないといけないと感じましたし・・・
たぶんテレビでは描かれない『行かないルート』を、原作プレイをしていない人にはぜひともやってみた上で、もう一度今回のアニメを見るとさらに面白さが増すと思います・・・
あとはクドルートを原作未プレイの方々がどう感じるのかも興味があります
クドルートは『ファンタジー&奇跡もの』だけあって、CLANNADの風子ルートにも繋がる一番『Keyらしい』展開だと私的に思っています・・・
今回未プレイの方の反応が楽しみです
リンク集
Mr.Tのツイッター
連続小説「Rush In!」
麻枝さん&「Angel Beats!」関連
Liaさん関連
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