恭介の『想い』
そんなの…俺のほうが嫌に決まってんだろ!
何でお前らを置いて逝かなきゃいけないんだよ!
俺だってお前達と居てえよ!
ずっとずっと居たかったんだよ!
何でこんなに『理不尽』なんだよ…チクショウ!
さて、世界の終わりが近づく中、恭介が理樹へ『全てをさらけ出して自分の想いを伝えるシーン』から始まりましたが…
リトルバスターズ!~Refrain~ 第11話『世界の終わり』レビュー
ゲームブランド『Key』製作作品のアニメ化2期ですが、とうとう『理樹達の秘密』が明らかに!
製作スタッフ
原作:Key
キャラ原案:樋上いたる・Na-Ga
監督:山川吉樹
シリーズ構成:島田満
シリーズ構成:島田満
キャラデザ:飯塚晴子
アニメ制作:J.C.STAFF
アニメ制作:J.C.STAFF
音楽:折戸伸治・麻枝准・戸越まごめ・PMMK・三輪学
- キャスト
直枝理樹 : 堀江由衣
棗 鈴 : たみやすともえ
棗 恭介 : 緑川光
井ノ原 真人 : 神奈延年
井ノ原 真人 : 神奈延年
宮沢 謙吾 : 織田優成
神北 小毬 : やなせなつみ
三枝 葉留佳 : すずきけいこ
三枝 葉留佳 : すずきけいこ
能美 クドリャフカ : 若林直美
来ヶ谷 唯湖 : 田中涼子
西園 美魚 : 河原木志穂
西園 美魚 : 河原木志穂
笹瀬川 佐々美 : 徳井青空
リトバス1期は『リフレイン』への布石になっていましたし・・・
『リフレイン』はイメージとしては『CLANNAD AFTER STORY』のように『Key作品の奥深さ』を見ることが出来ると思います!
『J.C.STAFF』もかなりの意気込みで作ってくれているようですので楽しみです!
さて、今回は理樹が『本当の強さ』を身に着けたことで、恭介達が構築した『理樹と鈴を強くするため』の世界の『終わり』を迎えることとなり…
まず、真人が最初に消えてしまいます…
この世界の秘密を知りながら最後まで『自分らしさ』を出した真人…去り際も真人らしかったです…
次に謙吾が消えることになりますが、消える前に『俺の人生は幸せだったのか?』と悲嘆しますが…
恭介が『お前は自分でどう思ってっているのか?』と聞くと、謙吾は『友に恵まれて幸せだった』と言うと自分を取り戻し、『友情の握手』を理樹として消えます…
『消える』ことへの無念さは誰もが持っているはずで、謙吾は『仲間達との思い出』を持っていたからこそ、最後は自我を取り戻せました…
そして最後は『恭介』が理樹のホームランを見て『サヨナラホームラン』と言い、冷静を装い去ろうとしますが…
理樹が恭介へ『消えないで欲しい』と懇願すると…冒頭の言葉にあるように『今まで押さえ込んでいた想い』を爆発させる恭介…
信頼しあえる友人の理樹と、愛する妹を残して逝かなければならない恭介の心を想うと…胸がはちきれそうなくらい辛く切ないシーンです…
それから、このラストシーンで流れる『遥か彼方』の包み込むような優しい旋律が心に響きます…
『遥か彼方』は麻枝准さんの作詞作曲ですが、Key作品では『AIR』では『青空』、『Angel Beats!』では『一番の宝物』のように『感情を揺さぶる挿入歌』が使われますが、この曲も素晴らしい曲だと思います
こうした『音楽と物語の融合』こそKey作品の真骨頂だと思いますし、これは他の作品では真似が出来ない素晴らしい技術だと思います…
最後は鈴を連れて『本当の世界』へ帰る理樹と…
理樹達を送り出し『出来ることの全て』をやり終えた恭介は『リトルバスターズの仲間』を見つめ、微笑みながら消えます…
『リトルバスターズ』も『コールドゲーム』ではなく『サヨナラホームラン』という前向きな終わり方で消えることができました…
さてこれで11話終了ですが、改めて私的に感じたのが・・・
『リトバス』を支える『音楽と脚本と演出の融合』はKey作品だからこそ出来たことだと思います!
それはKeyが10年以上PCゲームのトップブランドを築いてきた「実績と経験」がなせる業だと思います。
そしてKeyの代表である麻枝さんをはじめ・・・Keyが10年以上トップブランドにいられるのは・・・
人として大事な「思いやり・人を愛する心」が作品に満ち溢れているからだと思います。
特に人と人との関係が希薄になり、人の命が軽んじられてきている現代社会で、Key作品は・・・
「家族愛・友情・愛情」
そんなことを強く思いました・・・だからこそ鍵っ子はやめられないんですよね
そして何といっても原作の『鈴ルート&リフレイン』は『麻枝准』さんがシナリオを担当してますので・・・
リトバスで最も『麻枝さんの色が見えるルート』ですし今回も特色が良く出ていたと思いました!
JCのスタッフの頑張りにも拍手を送りたいと思います!
次回も『リトバス屈指の名シーン』の小毬の『鈴との友情』が描かれるようですし…
ラストに向けて期待してます
ではまた
おまけ
アニメ版『リフレイン』も、とうとうクライマックスの『遥か彼方』の流れるシーンになりましたね…
1期も2期の今までの物語も全て『今回のためにある』といっても過言ではないですので、非常に心に響きました…
『Key作品の奥深さ』が良く見れた回だと思います
そして『Key作品=泣きの演出』で言いますと…
『CLANNAD AFTER STORY』第18話『大地の果て』
『CLANNAD』屈指の名シーンで・・・泣きまくりました・・・
『Angel Beats!』 EPISODE12「Knockin' on heaven's dor」の・・・ゆりの『精神の開放』と『運命を受け入れた涙』のシーン
ゆりの『本当のやさしさ』がすごくよく出ているシーンですよね・・・
『AIR』の12話『そら~AIR~』の観鈴のゴールのシーン
永遠の名作シーンです
などがありますが、今回の『恭介の涙』は『理不尽なことへの悔し涙』と、今までとは傾向が違うのが特殊なところだと思います
そして、今回の恭介の想いは『東日本大震災』で亡くなられた方々の『大切な人を残して逝かなければならない辛さ』が表現されているのではないか思いました
綺麗ごとばかりではないはずですし、今でも震災で大切な人を失い苦しんでいる方々もいますし…
だからこそ『東日本大震災』を風化させないためにも『亡くなられた方々と残された人々の思い』を忘れないようにしないといけないと思いました
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