『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のED『secret base 〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)』を聞いて・・・
感慨深くて涙が出そうになるMr.Tです・・・
元は『ZONE』の大ヒット曲のカバーですが良い曲ですよね・・・
特に歌詞にある
君と夏の終わり 将来の夢
大きな希望 忘れない
10年後の8月 また出会えるのを信じて
君が最後まで 心から『ありがとう』
叫んでたこと 知ってたよ
涙をこらえて 笑顔でさようなら
せつないよね 最高の思い出を
という歌詞は・・・まさに作品とマッチした曲ですよね!
あと映像も長井龍雪監督がEDの絵コンテ・演出をしているだけあって曲と合った素晴らしい構図です!
特に『白い花が降ってくる』ところから『赤やピンクの花になって舞い上がって』いく流れは鳥肌モノの演出です!さすがですね・・・
さてアニメ『あの花』から入りましたが・・・
今回は『オリジナルアニメの価値』についての考察です!
『Angel Beats!』や『まどかマギカ』など最近オリジナルアニメが注目を集めている中で『オリジナル作品の価値』について考えて見たいと思います!
さて以前もご紹介しましたが・・・現在のアニメ視聴の状況としましては・・・
『1話~3話』で大体の評価が出る時代になってます
時間は有限ですし、どうしても『選択』していく必要がありますね
それゆえに『最初が地味でだんだん盛り上がっていく作品』はどうしても『継続視聴』できなくなるんですよね・・・
よほどその作品が好きな人以外は見なくなっちゃいますよね・・・
なのでいかに視聴者に継続して見てもらうかが重要になってきます!
そんな中、現在のアニメは『原作付き』が主流です
『俺妹』のように人気のあるマンガやラノベは・・・アニメ化で『メディアミックス』することが基本になってますよね
もともとの原作ファンが視聴してくれますし『計算しやすい』のが利点です
ただ人気原作はほとんどアニメ化されている中で『原作の枯渇』が間違いなく起こってきてます・・・
『これアニメ化する必要あるの?』という作品も増えてますし・・・『メディアミックス』をしたくても人気原作は数えるほどしかないですからね・・・
単純計算で1クールに10本以上を何年も放送していたら人気原作が枯渇していくのは当然ですよね
そんな中『アニプレ』が『オリジナルアニメ』製作を始め・・・最近他の会社も含めその数がどんどん増えてきています!
ここで私的に考える『オリジナルアニメ』の長所と短所としては
長所
・脚本家やアニメ製作会社が有名であれば興味本位でまず1話を見てくれる可能性が高い
・1話~3話が面白ければ先が読めないので結末を知る為に最終回まで見てもらえる
・当然原作に対する表現の縛りはない
・ネットで反響を呼べばそれが口コミになり『Angel Beats!』や『まどかマギカ』のように原作付きの作品以上に多くのファンやムーブメントを獲得できる
・ネットのアニメファンは『推論や議論』できることで『そのアニメに参加している』という気分になる
・結果BDやDVDの販売が通常のアニメ作品より多くなる
短所
・原作ファンはいないため、1~3話で視聴者を掴み損ねると他アニメに埋没することも
・原作がないゆえに世界観の説明をきちんと説明しないと『主人公達』に感情移入できない
・原作者やアニメ製作会社が有名でなくオリジナルアニメの特徴が生かせなければ、原作つきのアニメよりBDやDVDの販売数が落ち込むことも
などがありますが・・・今のところ長所の方が勝っている感じです!
特に私を含めて多くのアニメファンは先の見えない展開を『推論や議論』したいんだと思うんですよね!
だからこそ先が見えないオリジナルアニメは今の『ネット社会』では上手い方法なんだと思います!
そして原作付きのアニメを脚本することに慣れてしまったアニメ脚本家がオリジナルアニメで苦戦する中・・・
その代わりに『麻枝』さんや『虚淵』さんをはじめとする『ゲームシナリオライター』が台頭してきてます!
それは普通のアニメでは通らないようなシナリオでもゲームでは通ることもありますし・・・それがアニメのオリジナル脚本で『個性』として出てくるからですよね!
あと、なにより圧倒的に面白いです!
今『まどかマギカ』がアニメ界席捲しているように・・・オリジナルアニメは一度火が付くと熱狂的になるんですよね!
正直他の冬アニメには同じクールに『まどかマギカ』が放送されたことを同情します・・・
と、ここまで書くと『オリジナルアニメ×有名製作陣』であれば何でもヒットすると思われがちですが・・・
『フラ○タル』や『ム○ト』といった製作陣に固定ファンがいながら大ヒットに結びつかなかった作品もあるんですよね・・・
これは今後オリジナルアニメを作る際に『ただ単に有名製作陣を付ければ売れる』という考えは甘いということです・・・
そこでオリジナルアニメの考え方の参考になったのが『オトナアニメVol.20』の・・・
『まどか☆マギカ』の特集で書かれていた内容ですが・・・
・『虚淵玄・蒼樹うめ・新房昭之・シャフト』という一人だけでも看板を背負えるだけの実力者
・こうしたオールスター的な取り合わせが上手く機能することは少ない
・事前の情報で期待をバンバン膨らませていたら、出てきたものがガッカリ・・・という経験は視聴者は何度も経験してきている
・だからこそ化学反応を信じて賭けたプロデュースサイドの力が『まどか☆マギカ』の成功には欠かせなかった
と、岩上敦宏プロデューサーの『プロデュース力』も見逃せないんですよね
『空の境界』『化物語』『俺妹』など人気作を数多くプロデュースする能力が『オリジナルアニメ』の隆盛に大きく関わってきたのも事実です
こういう人物がいるのもアニプレの強みですよね
あとオリジナルアニメは基本となる脚本が最も重要になってきますが・・・
人気のある作品を見ると・・・
『Angel Beat!』の麻枝准さん
『まどか☆マギカ』の虚淵玄さん
『あの花』『花咲くいろは』の岡田麿里さん
この作品全部は王道の『学生生活』を基本に描いているんですよね!
異世界モノだと『世界観を理解するのが大変』なのもあってオリジナルアニメでは成功しずらいのも事実ですし・・・
きちんと『傾向と対策』を踏まえた『オリジナルアニメ』は成功していくんだと思います!
さて、今後もオリジナルアニメが増えていきそうですし・・・
オリジナルという『新しい風』を吹き込ませるのもアニメの一つの流れになりそうです!
今後もオリジナルアニメに期待してます!
ではまた!
おまけ
そういえば『あの花』をいろいろ調べてたらヒロインの『めんま』役の茅野愛衣さんの経歴が興味深かったのでご紹介しますと・・・
元々美容関係の仕事でリラクゼーションをしていて・・・深夜帰宅して疲れているときにテレビで見た『ARIA』で癒されて・・・
茅野さん : アニメにも癒しの力があるんだ
と知り仕事をしながら声優の育成所に通って2010年4月にデビューしたという異色の経歴なんだそうです!
仕事をしながら声優のレッスンを受けてデビューを果たす・・・リーマンのMr.Tとしては尊敬しちゃいました!
しかもきっかけが『ARIA』とは・・・Mr.Tも大好きな作品なのでそれも嬉しいです♪
こういう経歴の人って応援したくなります!
『あの花』も『ARIA』同様、間違いなく多くの人の心に残る作品になると思いますので頑張って欲しいです♪
今後も期待してます♪