八軒の『叫び』
一度失敗した人間は…
何もしちゃいけないのか?
一度がダメで、全部がダメになるのか?
まるで経済動物と一緒じゃないか!
一度の病気、一度の怪我…
生産性が下がれば処分場行き…
そんなの経済動物と一緒だ!
さて八軒が『高校受験に挫折した』ことを父に咎められた際に、それまで父に対し面と向かって言えなかった『本心』を叫べるまで成長した場面から始まりましたが…
注目度4位: 銀の匙 Silver Spoon 秋の巻最終回レビュー
鋼の錬金術師でおなじみの荒川弘さん原作で『マンガ大賞2012』受賞作品の変則2クール目です
スタッフ
原作:荒川弘
監督:出合小都美
脚本:岸本卓、
キャラデザ・総作監:中井準
キャラデザ・総作監:中井準
音楽:村井秀清
アニメ制作:A-1 Pictures
アニメ制作:A-1 Pictures
キャスト
八軒勇吾:木村良平
御影アキ:三宅麻理恵
駒場一郎:櫻井トオル
原作から話題性抜群の作品でしたが…
『うさぎドロップ』脚本の岸本卓さんが非常に上手く仕上げてくれました!
そして『夜食テロ』と言われるほど『食材の美しさ』も魅力でしたね!
『孤独のグルメ』並の『夜食テロ番組』でした!
さて最終回はアキの大学受験の為に兄のノートを取りに八軒が札幌の自宅に戻ってきますが…
冒頭の言葉にあるように父から『受験に失敗して逃げた』ことを言われた際に、反抗できるだけの『成長』を八軒がしたことが分かる描写が出てきました
札幌にいたままではここまで自分の意思を伝えることは出来なかったでしょうし、八軒はエゾノーに入って正解でした
その後、八軒がエゾノーに戻ってきますが、そこへ『八軒の母』が現れ、八軒の学校での様子を見ますが…
八軒が多くの先生や仲間に囲まれながら学園生活を送っていることを知り喜ぶ母…
怒って出ていってしまったことを気にかけていた母も、八軒がこの学校に来た意味を理解できました
そして最後は『未来はエゾノーから先に繋がっている』という言葉と…
馬術部で八軒が意欲的に先に飛ぼうとする姿を見せて終了!
『仲間と一緒』に成長する八軒の物語はこれからも続きます
さて、そんな最終回でしたが今回は八軒が『エゾノーの仲間』の大切さに気づく心の動きが分かる内容で良かったと思いますし…
こういう内容が『銀の匙』らしい話だと思いました!
心に響く回でした
これで銀の匙も最終回ですが1期も2期も、八軒達が『家畜や動物を通じて』生き方を学んでいく課程を丁寧に描いてくれましたし…
何の目標もなくこの学校にやってきた八軒が家畜や学校の人たちと触れ合うことで成長していく姿を見れて良かったです!
原作を含め『食』や『日本の農産物』について、改めて見つめなおす作品になったと思いました
ではまた!
おまけ
この作品は視聴者が普段体験できない『酪農』や『農業』を、何も知らない八軒目線で見れて成長できるのが構図的に良かったですし…
直接生活に関わる『食』についての話なので、余計に引き込まれました!
アニメでは珍しい『酪農高校モノ』で…そういう意味でも新鮮でしたし、今後もこうした作品が出てくることを期待しています!
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