一緒に歩いているときは
みんな『同じ道』を歩いていると感じたけれど…
本当はみんなそれぞれ違う
『自分だけの道』を歩いているんですよね
私は、『私の道』を歩いてきて…
アクアに来て、アリシアさんに、皆に出会えて…
私、この道の先に待っている…
みんなの『素敵な未来』に出会いたいです!
だから、アリシアさんのことも笑顔でお見送りしなくっちゃ!
アニメ『ARIA The ORIGINATION』最終回『その 新しいはじまりに…』
『水無灯里』のセリフより
さて今日は『ARIA』のお話ですが
テレビ埼玉で『AIRA』シリーズ最終章の『ARIA THE ORIGINATION』の再放送が毎週火曜日に放送されていましたが、本日最終回を迎えました!
最終回は『アリシアの引退』が放送されましたが冒頭の言葉にあるように互いを大事に思うアリシアと灯里のやりとりは胸に響きましたし、最後のアリシアの引退のシーンは泣けました…
皆に惜しまれながら引退するアリシア…仕事人冥利につきますね
ちなみに最終回の脚本は前回同様『ガルパン』『けいおん!』などの脚本を書かれているMr.Tの好きな『吉田玲子』さんでしたが…
前回同様、やっぱり言葉一つ一つの使い方が本当に上手いので、物語に惹きこまれますし、各キャラに感情移入できるんですよね
『アリスのプリマ昇格回』の浦畑達彦さんもそうですが、ARIAは脚本家にも恵まれた作品だったんだなぁ…と再認識しました
特に今回は『聞き分けの良い』灯里がアリシアに『駄々をこねる』場面や…
いつも灯里を想っているアリシアが、手放したくなかったから『灯里のプリマ昇格を遅らせた』と本心を告げるなど『人間らしい姿』の脚本を書かれたのはさすが吉田玲子さんだと思いましたし、胸に響きました…
お互いの気持ちをはっきりさせることが出来たからこそ、お互い前へ進めるようになりました
そしてラストは灯里が成長し、アイちゃんがウンディーネになるべくやってくる『世代を超えた繋がり』が見えるシーンで終了!
しかもEDには1期OPの『ウンディーネ』を持ってくる演出や1期1話と対比させる構図…上手いと思わせる構成でした
本当にいい原作とスタッフに恵まれた永遠の名作だと再認識しました
さてそんな最終回でしたが、佐藤順一監督が『ARIA』を作る時に一番大事に考えていたこととして…
・『物語を綺麗に着地させて感動させる』ことと、やることがわかっているので製作に迷いはなかった
・『ARIA』をやるためにはこれがあればいいって分かっていたから、『みんなが向かっていく方向』が決まっているんですよ
と語られていましたが、ここは『物語の方向性』をスタッフがきっちりと認識できていたということですね!
『軸』があるからこそ、その物語はブレないで見ているものを安心させてくれます…
ここも良作には共通した考え方です!
そして、今回とうとうARIAシリーズを通しての最終回でしたが、テレ玉には1期から3期まで全部放送してくれてありがとうと言いたいです!
そして『相手を想いやる気持ち』に満ち溢れた名作ですし今後も多くの人にこの作品の良さを知ってもらいたいと思います!
あとBDーBOXをぜひとも発売して欲しいです!
ちなみに上の絵コンテは『DVD-BOX』に付いてきた最終回Cパートの灯里とアイちゃんの絵コンテでしたが気づかれましたかね?
(佐藤順一監督が最終回の絵コンテを描かれていますが、上手いです!)
ではまた!
おまけ
やっぱりARIAは『永遠の名作』ですね!2008年の放送ですが、6年経っても色褪せず、それ以上に当時以上に感動できる作品で日本アニメの『良心』だと思います!
そして天野こずえさんが『ARIA』の次に描かれた『あまんちゅ!』を是非とも『佐藤順一監督』にアニメ化して欲しいと願ってます!
この作品もARIA同様『天野節全開』で素晴らしいですし、アニメ化を期待してます!