今回は『ラブライブ!』を『マーケティング目線』でお話しますが、2期のBD1巻の初動売上げが7~8万枚になるとネットで話題になっています
『オリジナルの爆発力』と、1期から続く『地道なライブ活動』でファンの裾野を広げた結果、ライブチケット優先予約権付きの1巻の売れ行きが1期に比べ大幅に増加したようです
確かに2期開始前の2月のライブは大雪で『信者力』が試される状況でしたが大勢のファンが来ていましたし、それだけライブに魅力があるということと、1期のファンはついて来てくれることをスタッフもより実感したと思います
そして今回最大の殊勲は1期で単巻を約3万枚売れたとはいえ、2期の1巻を8~9万枚用意したバンビジュの英断だと思います
数字を読み違えた場合、下手したら2~3万枚くらいの過剰在庫を抱え、在庫損が発生する可能性も考えられる中で、恐れずきっちり用意したのは凄いです
化物語でも7万枚近くですし、それ以上用意する『度胸』も凄いです
(化物語より売るという気概はさすがです)
ただし今回は作品は『鮮度』が大事なので脚本の作りは甘くても『ライブやキャラ人気があるうちに2期を作る』という戦略でたまたま今回上手くいきましたが…
逆に2期ラストの『ライバル軽視』の脚本が諸刃の刃になり物語の幅を狭めたことについては疑問も残ることろで、他のアニメは同じ方法は『真似しないほうがいい』と思いました
今回は『AKB』と同じく『コアなファンが大勢いた』からこそ売れたので、同じようにすれば上手くいくなんて考えないほうがいいです
そして、惜しむらくは2期の『盗作疑惑問題』なんて本当に必要がなかったと改めて思いました
正直そんなことしてもしなくてある程度売れる算段は付いていたんですし、なぜその『禁じ手』を使ってしまったのかは未だに謎です…
私的にはこの件で醒めてしまったわけですが…
ただそういう問題も含め、作品としては私的に期待通りには行かなかったのは残念ですが…
ライブチケット優先予約権で売れ行きが伸びたことも含め、きっちり8万枚のBDを用意したことは素晴らしいと思いました
ではまた
おまけ
あとライブの件で言いますと、以前音楽とライブについてのお話しましたが、雑誌『PRESIDENT(2013年2月18日号)』の記事で・・・
音楽業界では右肩下がりの音楽ソフト(CD等)市場とは逆に、コンサート事業の売り上げが2004年の900億円に対し、11年には1600億円と上がり続けているとの記事がありました
CDが売れずに『音楽不況』と言われていますが、その分『ライブ』の価値が上がってきているのがこの記事でよく分かります
実際Mr.Tも『アニサマ』などのアニソンライブに行きますが・・・
ライブは出演者とファンが一緒に盛り上がれるのがいいです
そして『参加したからこそ聞ける音楽』があるのも魅力だと思ってます
あと以前、日本を代表するアーティストの『坂本龍一』さんが『デジタル音楽時代だからこそライブの存在価値が増す』と記事で言っていたのを思い出しました!
坂本さんが記事で言われているのが・・・
『シャカシャカした携帯電話の音楽と、ライブで聴く生音は別物。一回聴けば分かる』
『録音した音楽は、どうやっても生を越えることはできない』
と言われていますが納得ですし、やっぱりライブで聴く音楽はCD音源での曲以上の素晴らしさがあります
だからこそ『デジタル全盛』でも『本当の音』を求めて皆がライブに参加したくなるんだと思いますし、今回のライブチケット優先予約のBDの販売は伸びていくと思いました
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