今回は『手書き作画』の遠藤と『3DCG製作』の下柳の心の交流が描かれましたが、日本のアニメ業界の『葛藤』が描かれていたと思います
そう思うのも、手書き作画に誇りを持っている職人肌の遠藤のような人がいないと日本アニメ独特の繊細な作画は作れないですし…
その反面『多作品化・1クール作品の増加』や『視聴者の高クオリティ作画思考』で求められるスピードやレベルが上がり、繊細な作画を手書きで作るのには限界がありますし、3DCGで出来るかぎり作業を簡略化したいという葛藤が日本アニメの現場では出ているんだと思いいます
そして昔は3DCGは『あくまで手書き作画の補助』のような立場だったのが、ガルパンに見るように近年は『必要なツール』になっているのも時代の流れだと思いました
私的注目度3位:SHIROBAKO 6話感想
キャスト
宮森あおい:木村珠莉
安原絵麻:佳村はるか
坂木しずか:千菅春香
藤堂美沙:野麻美
藤堂美沙:野麻美
今井みどり:大和田仁美
スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
スタッフ
原作:武蔵野アニメーション
監督:水島努
シリーズ構成:横手美智子
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラクター原案:ぽんかん⑧
キャラデザ:関口可奈味
アニメ制作:P.A.WORKS
アニメ制作:P.A.WORKS
『ガルパン』の水島努監督のオリジナル新作ですが、どのような内容になるのか楽しみです!
あと脚本陣も水島努監督をよく理解している方々ですのでそういう意味でも期待してます!
『Angel Beats』でも綺麗な作画を見せてくれた関口可奈味さんがキャラデザで期待です
さて6話ですが、前回からの続きで8話作画監督の遠藤が爆破シーンを3DCGで行うことに対し拒否反応を示し作画監督を降りるという場面から始まります…
前回先輩の北野に言われ『3DCG』の爆破シーンを見るまで歩み寄った遠藤ですが、まだ素直に3DCGの実力を認められない様子…
これは手書き作画に誇りを持っている遠藤が譲れない線なんだと思います
そんな中、昔のアニメ『イデポン展』が開催されているということで宮森は瀬川にチケットを持っていきますが…
瀬川は遠藤はこの作品を見てアニメーターになることを決めたことを教えてくれました
作風は違えども同じアニメーターとしてそういう情報交換はしているんですね!これで遠藤をスタジオに呼び戻す突破口が見つかりました
そしてイデポン展に行くことになった宮森は現地で遠藤と下柳とタローと鉢合わせとなりますが…
いざ会場に入ると下柳も遠藤もこの作品が好きという共通点を見出します!
イデポンがきっかけとなり仲良くなる2人…そして遠藤は『初心』を取り戻し爆破シーンの作画を徹夜で描き上げます!
最後は出来上がった作画の爆破シーンの素晴らしさを伝える下柳と、3DCGの爆破シーンは素晴らしかったと伝える遠藤の描写がありました
互いに『長所・短所』がありますので、切磋琢磨して両方伸びていく体制になっているのも良かったです
宮森も結果的に難局だった『制作進行』が出来た展開でした
さてそんな6話でしたが、時代の流れで3DCGが重要視されていく中で、手書き作画にこだわりを持つ作画陣との対比を映し出した回でした
これってガルパンの戦車を3DCGで動かすようになった流れを絡めているようで興味深いです
戦車を全部手書きで書くなんてよほどの大手じゃないと出来ないですし、逆に戦車の動きの滑らかさが評価されましたし、生きた教材として今後も気になります
ではまた
おまけ
あと同じく制作進行の矢野が『上手くて情熱がある人しか残らないかも』『どの世界も厳しい。厳しさの種類が違うだけ』と言う言葉は考えさせられました…
これって本当にそうだと思います!どの世界も『数少ない能力のある人』が事業を先導しているんですよね
最後はその仕事に対する情熱にかかっていると思いますし、だからこそ『好きなことを仕事』にすることが重要なんだと思いました
リンク集
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