バイクに乗るということ
自分の出来る・出来ないまで
メーカーに決めさせてどうする?
乗りたいなら、どうにかして乗ればいい!
意地なんて張ることない
バイクに乗るのに、意地も粋がる必要もない
素直でいいんだ
さて今回は新入生の中野千雨が、ポケバイ出身の本格ライダーということもあり『メーカーが定めたシート高がすべて』という固定概念にこだわっていたことに対し…
恩紗が『自分の出来ないことまでメーカーに決めさせてどうする』と、主役はバイクではなく自分であるということを伝えるシーンは感動しました…
体が小さく、足が地面に届かないことに悩むなら、足がつくようにシート高を下げる工夫すればいいだけですからね
メーカーが決めた基準で縛りをかけることの意味の無さを上手く伝えていたと思いました
キャスト
佐倉羽音:上田麗奈
鈴乃木凜:東山奈央
天野恩紗:内山夕実
三ノ輪聖:山口立花子
スタッフ
原作:おりもとみまな
三ノ輪聖:山口立花子
スタッフ
原作:おりもとみまな
監督:西村純二
シリーズ構成:砂山蔵澄
キャラデザ:杉本功
キャラデザ:杉本功
音楽:中西亮輔
アニメ制作:トムス・エンタテインメント
アニメ制作:トムス・エンタテインメント
『true tears』の西村純二監督と『ガルパン』のキャラデザの杉本功さんがタッグを組んだ作品です
特に『けいおん!』を意識したような作風も気になりますし、女子高生とバイクというギャップも興味深いです
バイクを知っている人は『あるある』、知らない人は『へ~』という、誰が見ても興味深い作品です
あとバイクメーカーの特徴ですが…
ホンダ : バランスが良く初心者向け。『メジャー』
ヤマハ : 洗練されている。『楽器からバイクまで』
スズキ : コスパが良い。『スズ菌(固定ファンがいる)』
カワサキ: バイク好きの為のメーカー。『マニア』
ってな感じで、それぞれ特徴があります!
ただ冒頭の言葉にあるように、メーカーが全てを決めるわけではなく、あくまで乗るライダーが主役であることには変わりないんですけどね
頭が固い人ほど『メーカーの規格』にこだわりますが、あくまで『規格』であって、乗る人それぞれにベストはあるはずです
そして今回は新人の中野千雨が登場しましたが、冒頭にあったように『小さい体』だからこそポケバイで活躍したものの、公道で走るバイクは足がつかないという悩みを持っていて…
トップライダーを父に持っているということもあり、教習所では皆『乗れて当たり前』という感覚になり教えてくれません
公道とレースはまた違いますからね…
しかし冒頭の恩紗が語るように『メーカーの規格』にこだわって乗れないのであれば本末転倒ですし…
カッコつけづに『乗るためにはどうしたらいのか』ということを千雨は知ることになった回でした
乗れないことをカッコつけて『体のせい』にし続けたら、一生公道で乗れないですからね…
ホームで圧倒的に有利な立場にもかかわらず、オリンピック出場を逃し『この大会だけ力を発揮できなかった』と言い訳をする某男子バレー選手に聞かせてやりたい言葉でした…カッコつけて負けを認めないから勝てないんですよ
さてそんな10話でしたが、バイク以外にもいろいろ通じる話でしたし…
千雨が入ってまた新しい展開になりそうで楽しみです
ではまた!
おまけ
この作品は『メーカー同士のディスリ合い』や『凜のスズ菌描写』などがありますが、根本に流れるのはバイクに対しての『愛』なんだと思います
ヤマハ乗りの恩紗とスズキ乗りの凜がケンカするのも、自分のバイクが本当に好きだからですからね
こういう純粋な気持ちって大事ですし、だからこそこの作品に多くのバイクメーカーが協賛しているんだと思いました