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【バイクとは何か】『ばくおん!!』最終回感想(バイクが存在する意味を最終回で視聴者に投げかけるスタイルは良かったと思いました)

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Wise men say only fools rush in.

But I can't help falling in love with you.



賢い奴らは言う、『バカはただ突っ走っていくだけだ』

だけど、『好きにならずにいられない』んだ



エルヴィス・プレスリー 『好きにならずにいられない』より抜粋








バイクの存在意義



そうか、みんな賢くなっちゃったんだ…

便利で快適に移動するにはがあって、

自力で走るなら自転車がある…

人と車と自転車がそれぞれ通る道は決められていて

事故も減って、世の中、上手く回っているみたい…

でも、オートバイの無い世界は、


少しだけ寂しい…


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さて今回は『ばくおん!』最終回で、『バイクの無い世界』が描かれましたが、羽音が『バイクの無い世界』を寂しがるシーンは胸に響きました… 
  
確かに『理論的』に言えば、オートバイは安全性や快適性など欠点だらけでありますが、そうした欠点を補うだけのバイクの魅力をこの作品では伝えてくれたような気がしました

賢くない乗り物でも、世界中にホンダのスーパーカブをはじめバイクは走っていますし、バイクが存在する意味を最終回で視聴者に投げかけるスタイルは良かったと思いました


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賢くない乗り物でも、バイクファンにとってみたら『好きにならずにいられない』です







私的注目度5位ばくおん!!


キャスト
佐倉羽音:上田麗奈
鈴乃木凜:東山奈央
天野恩紗:内山夕実
三ノ輪聖:山口立花子


スタッフ
原作:おりもとみまな
監督:西村純二
シリーズ構成:砂山蔵澄
キャラデザ:杉本功
音楽:中西亮輔
アニメ制作:トムス・エンタテインメント




 
『true tears』の西村純二監督『ガルパン』のキャラデザの杉本功さんがタッグを組んだ作品です
 
特に『けいおん!』を意識したような作風も気になりますし、女子高生とバイクというギャップも興味深かったです
 
バイクを知っている人は『あるある』、知らない人は『へ~』という、誰が見ても興味深い作品です 

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あとバイクメーカーの特徴ですが…

 
ホンダ : バランスが良く初心者向け。『メジャー』
ヤマハ : 洗練されている。『楽器からバイクまで』
スズキ : コスパが良い。『スズ菌(固定ファンがいる)』
カワサキ: バイク好きの為のメーカー。『マニア』



ってな感じで、それぞれ特徴があります!
 
ちなみに今回は『バイクそのものの存在価値』に斬り込んでいったのは興味深かったです
 
バイクという乗り物の『弱点』をきっちり描くことはけっこう勇気がいることだと思いますが、そこを逃げずに描いているのは好感でした
 

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今回は本田宗一郎とスーパーカブの話も出ましたが、スーパーカブ誕生の時に本田宗一郎の右腕の藤沢武夫氏が『3万台売れる』といった時に『年間か?』という質問に『月3万台売れる』という話をしたのは有名ですよね
 
当時の日本全体の二輪バイクの生産台数が6~7千台でしたので、月に3万台売れるというのはとてつもない評価でしたが、まさに的中しました
 
自転車の補助モーターから一気に『大衆の乗り物』と、バイクの存在価値を高めたスーパーカブ…素晴らしい発明ですね

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そして冒頭の言葉にあるように、羽音が『バイクの無い世界』に行きますが、バイクの無い世界でも問題なく生活がされていましたが、その生活には物足りない想いの羽音…
 
自分に当てはめれば、サッカーの無い世界なんでしょうけれど、別にサッカーがなくても世界は何の問題もなく回るのでしょうけれど、やっぱり寂しいと思いました…
 
そう言う意味では、バイクもサッカーも『なければ生活が立ち行かないモノ』ではなくても、趣味として、その人の人生を豊かにするものがないというのは寂しいですよね…


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そして最後は再びバイクのある世界に羽音が戻ってきて、バイクの神様が『もう少し人間に任せてみるか』と言って終了!
 
バイクメーカーが協賛するアニメとして『バイクとは何か』というものを今回感じさせてくれるものだったと思いました
 
バイクの存在意義を見直すいい機会になったと思いました

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さてそんな最終回でしたが、バイクをいろいろな視点で見れる回でしたし…
 
バイクの面白さが良く出ていたと思いました
 
今後もこの作品が多くのバイクファンを生み出すことを願っています


 
 
ではまた!
 
 
 
 
 
 
 
 
 おまけ 
 



この作品は『メーカー同士のディスリ合い』『凜のスズ菌描写』などがありますが、根本に流れるのはバイクに対しての『愛』なんだと思いました
 
ヤマハ乗りの恩紗とスズキ乗りの凜がケンカするのも、自分のバイクが本当に好きだからですからね
 
こういう純粋な気持ちって大事ですし、だからこそこの作品に多くのバイクメーカーが協賛しているんだと思いました

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