今回は『浦和レッズ』についてですが
2017年J1リーグ第18節『浦和レッズvsアルビレックス新潟』戦がありました
川崎F戦の惨敗から中3日での試合となり、ミシャ監督の進退をかけた試合となりましたが…
その結果は
明治安田生命J1リーグ 第18節
2017年7月9日(日) 18:33キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 2-1アルビレックス新潟
得点者:
35分 小泉 慶(新潟)
74分 阿部勇樹
79分ラファエル シルバ
入場者数:28,740
入場者数:28,740
浦和は川崎F戦から出場停止の遠藤に変わり那須を起用、駒井の代わりに武藤を入れ『4-4-2』から『3-6-1』に戻すことで試合運びがスムーズになりますが点が入らず…
最下位の新潟に浦和のCKからカウンターを受け先制され、ミシャ監督解任間際まで追い詰められますが、阿部ちゃんの同点ゴールと、CKからのラファのゴールで逆転に成功し浦和がギリギリで勝利しました…
ただ18試合で2勝しかしていない最下位の新潟相手ですら、攻めきれずに速攻を受け、軽い守備で点を取られるという『ミシャサッカー対策』に完全に嵌められましたし、サマーブレイク期間に守備面での強化とDFの新戦力補充が必須になりました
そして最下位の新潟にすら先制される守備崩壊の原因となっている最終ラインの不安定さについては、とにかく守備の中心になれるような強力なディフェンス能力のある選手がいないことが要因です
槙野も遠藤も森脇も、守備については軽さが目立ちますし、ギドや闘莉王のような本職のDFを1人は置かないと、下期も失点に悩むことになります
今から日本代表クラスのCBを取るには難しいのであれば、海外から代表経験のあるDFを取得することを本気でフロントは検討してほしいです
そして川崎F戦にも話しましたが、これからもミシャサッカーが研究され、今までのような楽なポゼッションサッカーができず、タフな試合が続きますし…
相手にわざと攻めさせるような重心を下げたサッカーで、攻撃もパスサッカーではなくラファなどのスピードを生かした相手DFの裏を狙ったロングボールを組み込んだサッカーにしても良かったんじゃないかと思います
常にポゼッションでずっとボールを持てるわけがないですし、逆にロングボールを使うことでDFラインは無理して上がらなくて済みますし浦和は速攻を食らわず、相手も動揺するでしょうし、もっとミシャ監督には柔軟な対応をしてほしいです
一世風靡したゲーゲンプレスを用いたドルトムントのクロップ監督でさえ、ほかのチームに研究されて『わざとドルトムントに前がかりで攻め込ませておいて、薄くなったDFラインにカウンターをしかけて仕留める』というサッカーでゲーゲンプレスが機能不全を起こしてドルトムントが低迷してクロップが辞任した例もあるように…
ミシャも相手に応じて『わざと攻めさせる』くらいの懐の大きいサッカーをしてほしいですし、森保監督はミシャサッカーの守備のアレンジが上手かったですが、本家ミシャがどうするのか気になります…
もしミシャがまったく守備を考えない監督であれば、コーチに守備体系構築に造詣が深い人を呼ぶとかフロントももっと動いてほしいです
さて各種参戦お疲れ様でした
今日はミシャの退任がかかった試合でリーグ優勝のためにも負けられない試合でしたが、課題がありながら意地で勝利しました…
まだ望みがある限りあくまで狙うは『J年間優勝&ACL制覇』ですので、JでもACLでも勝ち切れるように今後も試合を進めてほしいです
これでサマーブレイクとなりリーグ戦は22日までないですが、12日の天皇杯の熊本戦もミシャの退任がかかった試合ですし…
J2相手とはいえ油断できないですし、フレッシュな選手を起用してホームできっちり浦和のサッカーを見せつけて勝ってほしいです
ではまた
おまけ
それにしても今日の阿部ちゃんは起死回生の同点ゴールといい、粘りのDFといい素晴らしかったです!前節の遠藤の軽いディフェンスを見た後なので余計に良く見えました
今日は珍しく阿部ちゃんが相手選手を引っ張ってイエローもありましたが、絶対に相手に裏を取られないという意識が高く、こういう意識をチーム全体で持たないといけないです
そういう意味では遠藤は優秀な日本代表MFですが、決して日本を代表するCBではないですし、今後のためにも3バック、特にリベロの部分は外国人選手を含めた補強が必要です