感想 : 将棋を題材にしたライトノベルのアニメ化ですが、アニメ化のタイミングはバッチリでした
実際の将棋界でも、中学3年生の最年少棋士の藤井四段の連勝記録で若手棋士の熱が盛り上がり、7回目の竜王獲得で『永世七冠』となった羽生竜王が国民栄誉賞を取るなど、この作品への追い風が一番強い時にアニメ化となりました
そして将棋という題材を扱った作品は多いですが、『竜王・関西・ラノベ』という題材のアニメ作品はなかったですので、斬新な作品になりそうです
『りゅうおうのおしごと!』1話感想
原作者は『のうりん』を書かれていた白鳥士郎さんですが、全く違う分野である将棋を選んだことにまず驚きました
そして竜王というタイトルを選んだのも、若手でもタイトルを取れる名人位と並ぶ頂点だからというのも納得ですし、実際羽生竜王は十九歳で竜王のタイトルを取っている実績もあります
若手棋士を題材としていますし、そういうところでも入りやすいです
のうりんもギャグベースでしたが、農業の踏み込んだ部分も扱うなど、白鳥さんの視点は面白いです
将棋を扱う作品としては『3月のライオン』『ハチワンダイバー』『月下の棋士』『しおんの王』などがありますが…
この作品は関西が舞台で、竜王を扱い、なおかつギャグベースというところも不思議な作品になってます
ちなみにアニメ制作はProject No.9で『ロウきゅーぶ』『天使の3P』を制作していましたので、視聴者が何が求めているのかよくわかっていますね(笑)
今後の展開が気になりますし、期待して見てみたいと思います
ではまた!
おまけ
今まさに将棋がクローズアップされていますが、藤井四段のように、彗星のように大型新人が現れるのが面白いですね
将棋は年齢関係なく、まさに実力主義の世界ですし、こういう若手が伸びることで将棋界全体が盛り上がっていきますし、そういう視点でも楽しめそうなアニメです