感想:今回は四三がオリンピック予選に出場する話でしたが、隈取り風になりながら激走する四三は迫力がありました
四三役は歌舞伎役者の中村勘九郎さんですが、さすが本職だけあって、激走する四三にピッタリの配役だったと思いました
一般の役者の方がこのメイクをしても似合わないと思いますし、勘九郎さんだからこそ説得力がありました
よっ!中村屋!
そして四三がゴール後に加納治五郎に抱きしめられるシーンは、父との約束を果たす流れで感動しました…
笑いを交えながら、締めるところはきっちり締める宮藤官九郎らしいシナリオですね
今回のマラソンといい、1話からの話がきっちり今回繋がってくるのも上手いですね
そんな5話でしたが、今後どのような流れでオリンピックに出場するのか気になりますし…
『あまちゃん』もそうですが、『人情喜劇』が宮藤官九郎脚本の真骨頂ですし、初大河ドラマ脚本を楽しみにしてます!
ではまた!
おまけ
ちなみに足袋職人役のピエール瀧さんが、自分の足袋を履いて四三が優勝して喜んでいたのに、四三に足袋を酷評されてブチ切れるのはメチャクチャ笑いました
褒められるのを期待していたのに、逆にダメ出し食らうとガッカリしますよね…ここは四三が褒められると思って家族に手紙を書いたのに、兄が『学生は勉強が本分』と言って四三を褒めないのと重なって見えました…
こういう気持ちの部分をきちんと描くのも宮藤官九郎脚本の良さですし、しかも酷評されたからこそ、職人魂に火が付いた感じもよかったですし、今後足袋の改良も気になります