リジットの『願い』
私は前船団長の愛したガルガンティアを・・・
皆さんの暮らしを乗せたこの船団を守りたい!
ですが、私の力では・・・
ここを去りたいという人々を引き止めることすらできなかった・・・
私は・・・無力です・・・
だからこそ、皆さんに力を貸していただきたい!
もし皆さんがこの船団を・・・
私達の生活の砦・・・
『ガルガンティアを守りたい!』と、そう思ってくださるなら・・・
どうか・・・私を助けてください!
さてリジットが前戦団長からガルガンティア船団を託された意味を見つめなおし、『自分の弱さ』を認め、だからこそ皆に協力を願う場面からはじまりましたが・・・
私的注目度1位: 翠星のガルガンティア第8話『離別』レビュー!
『監督:村田和也×シリーズ構成:虚淵玄×製作:Production I.G』という豪華製作陣が魅力のアニメが始動!
製作スタッフ
原案 : 村田和也・虚淵玄(ニトロプラス)
監督 : 村田和也
シリーズ構成・脚本 : 虚淵玄
キャラクター原案 : 鳴子ハナハル
アニメーションキャラデザ・総作画監督 : 田代雅子
アニメーション制作 : Production I.G
音楽 : 岩代太郎
OP : 「この世界は僕らを待っていた」 茅原実里
ED : 「空とキミのメッセージ」 ChouCho
キャスト
レド : 石川界人
エイミー : 金元寿子
チェインバー : 杉田智和
サーヤ : 茅野愛衣
メルティ : 阿澄佳奈
さて8話ですが、有力な大船団がガルガンティア船団から離れることを決め・・・
しかも時を同じくして体調の悪かった船団長のフェアロックが倒れてしまい、リジットに後を託して死んでしまいます・・・
レド達が登場したことで船団に暗雲が立ち込めてきました・・・
その頃レドはチェインバーから『人類銀河同盟と地球の距離』を割り出したとの情報が入り喜びますが・・・
単独での帰還は困難な状況で、事実上『帰れない』ことにショックを受けるレド・・・
これで望みはすべて絶たれてしまったレド
そんな落ち込むレドにピニオンが『クジライカがヒディアーズと同種』であるなら新しい船団で殲滅作業をすることを勧め・・・
エイミー達の安全のためにも殲滅させなければいけないという使命感からピニオンの話に乗ってしまうレド
『殲滅=生存戦略』と考えているレド達にはピニオンの言葉に考え方が合致した形になりました
一方、リジットは去り行く船団を足止めできず、すべての責任を自分で抱え込んでしまいますが・・・
ベローズの『もっと人を頼ればいい』という言葉で考え方を変化させ
冒頭の言葉にあるように『自分の弱さを認めた』上で、皆に『協力』を願うリジットと、その言葉に呼応してまとまる船団員!
前船団長のフェアロックと同じことがいきなりできるわけがないですし、リジットの『弱さを認める勇気』が皆で共感でき、崩壊しかけたガルガンティアをひとつにまとめ上げました
またそういう行動が取れるリジットだからこそ、フェアロックは後任にしたんだと思います
最後はレドがエイミーに別れを告げ・・・
エイミー達の幸せを祈って旅立ちます
レドの登場でさまざまな動きが出たガルガンティアもこれで元の状況に戻ることに・・・
さてこれで8話終了ですが、今回はリジットの『トップに立ち、人を率いること』の苦悩が描かれましたが・・・
リジットは『自分の弱みを見せる』ことで意思疎通を図り、皆に協力を依頼することでまとめる方式を取りましたが、簡単なようで難しいことだと思いますし・・・
勇気のある行動だったと思います!
実際の仕事でもリーダーは『何でも自分で出来る人』よりも『人に頼んでやる気を出させる人』のほうが仕事をしやすいですし、仕事も覚えやすいです
何でも自分でやってしまう人は結局人を信用できないので『後任を育てられない人』が多いんですよね・・・
なので全部自分でやってしまうリーダーは、結局後任を育てないでどこかに行ってしまうと、残った組織は破綻しますので・・・そういう意味でもフェアロックがそうだったように『協調型』のリーダーは組織運営の継続性として重要だと思います
あと仕事を任せられることは『信頼されている』ことと同義ですし、今回のリジットの言葉に対する船団員達の同意もよくわかる気がしました
それからMr.Tは『1,2話先行上映会』に参加しましたが、その中で『キャストトークショー』が行われまして杉田さんが言ってましたが・・・
監督から言われたのが、レドは戦闘しか知らない男だけれど、この船団に来てどう変わってくのかが主軸にあって・・・
『船団で働いている人達』も合わせて描いて行くこと言われてました
レドが船団の人達と触れ合ってどう成長していくのか、そして船団の人たちにとってレドやチェインバーの存在がどうなっていくのか・・・そこも楽しみです
そしてまるで『劇場版クオリティ』のような凄い作画ですし・・・
間違いなく『楽しめる作品』と断言できます!
この作品の良さの『細かい描写』を最後まで大切に描いてほしいと心から思いました!
今後の展開が気になります
ではまた!
おまけ
それにしても今回の『翠星のガルガンティア』もそうですが、『ガルパン』『ラブライブ』など・・・
『バンダイビジュアル』の躍進が著しいですね!
きっちりと作りこんでいるのが良く分かりますし『モノづくりの情熱』を感じるのが好感で、今後も楽しみです!