感想: 今回はAパートが犬養の占い、Bパートはなおとの交流したが、単体で見ても非常に良回でした!
今回の絵コンテ・演出は『SHIROBAKO』にも参加されていた『倉川英揚』さんでしたが、魅せ方が上手いですね
農作物越しにキャラを描くなど、なかなか普段見れないようなアングルで描かれていて、倉川さんのセンスが随所に発揮されていました
ちなみに倉川さん絵コンテでは『SHIROBAKO』22話の久乃木のシーンや16話のエンゼル体操や野球のシーンが印象的ですよね
22話の久乃木のシーンは特にコミカルで印象に残るシーンでした
16話のエンゼル体操も衝撃的でしたし、バッティングセンターの小笠原風のゴスロリ様も面白かったです
スタッフ
原作:石塚千尋
監督:桜美かつし
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラデザ:安野将人
キャラデザ:安野将人
アニメ制作:J.C.STAFF
さて9話ですが、Aパートは久しぶりに犬養が登場し占いをします
昼間は犬人間になってしまう犬養ですが、夜は綺麗な女性に変わるのも面白いですね
元々は茜のチョコを勝手に食べたのが原因で昼は犬人間になっちゃってますが、美人と褒められて恥ずかしがる犬養もかわいいです
ちなみにチョコの効力はどのくらいなんですかね?
Bパートでは、真琴がなおを、美容のために家庭菜園に招待します
こういう学校の昼食時のほのぼのしたシーンは、見ていて癒されます
日常の何気ないシーンですが、だからこそ落ち着きますね
真琴がなおを連れて家に戻ると茜が帰ってきていて、縁側で寝ていましたが…
たまたま圭となおの2人が仲良く話をしているシーンを目撃した茜は『ニヤニヤ』しながら外に出ます(笑)
完全に誤解している茜…『ヒューヒュー』じゃなく『ウェイウェイ』って言って冷やかしているのが面白かったです(笑)
ここらへんもコマ割りが上手いですよね
その後、むくみが解消されるという『二十日大根』を取って食べる真琴となおですが…
おいしいのと辛いのが混ざっているようで、2人は当たり(?)でした
二十日大根で乾杯している絵って斬新ですね(笑)
で、最後のオチとしては、茜がブルキナファソで買ってきたお土産が犬養の占いとピッタリだけど、犬養の占いの結果に対する答えはピントがズレているといったという流れでした
基本的に茜のお土産のセンスはゼロですが、こういう人っていますよね(笑)
冒頭の農作物越しと同様、このシーンでも折り鶴越しになっていて、最後まで倉川さんのセンスが随所に発揮されていました
さてそんな9話でしたが、占いからの二十日大根収穫と面白い構成でした
特に茜が絡むと、普段の穏やかな展開から発展するのもまた面白いです
今回ほぼ全キャラが登場しましたが、そういう意味でも上手い構成だったと思います
あと何といっても使い魔のチトとアルの関係が良かったですね
ってかチト役に茅野愛衣さん・アル役に小澤亜季さんと、他のアニメなら主役級を使うの反則です!
これってそのうち話しだすのかなぁ…贅沢な起用ですね
チトはネズミは卒業したって言ってましたが、本能で食べちゃわないことだけを祈ってます(笑)
そんな9話でしたが心和む作品だと思いました
今後も癒しの時間として楽しみたいと思います
ではまた!
おまけ
今回は特に作画が綺麗でしたし、倉川さんの絵コンテと相まって面白かったです
家を描くシーンでも、背景を含め全体の広がりを描かれたシーンがありましたが、こういうところは丁寧な作りだと思いましたし、自然豊かで落ち着いた青森を描くこの作品の良さが出ていたと思います
アニメを見ていて『今回面白いなぁ…』と思う時は注目しているアニメーターの方が参加していることが多いですし、今後も注目していきたいです