景勝の歓喜
源次郎め あっぱれな戦いぶりよ!
日ノ本一の兵!
真田左衛門佐!
さて、今回から大坂冬の陣が始まりましたが、真田丸での幸村の戦術が冴えまくる展開は見ていて痛快でした!
特に、幸村の青年時代に大きな影響を与えた景勝が、自らは徳川方についたものの、義を貫いた源次郎の成長を見て、敵ながら嬉しそうに『日ノ本一の兵!』と叫ぶシーンは胸に響きました…
軍略と勇気を持って徳川の大軍を打ち破り名将・真田幸村になったことを、誰よりも源次郎を可愛がっていた景勝が喜んでいたというのは三谷脚本らしい流れでした
さて今回は『大坂冬の陣』が描かれましたが、劣勢の豊臣軍が大軍の徳川軍を打ち破った『真田丸での攻防』の流れが良く分かる展開でした
特に真田丸に堀や柵をめぐらし出入りしにくくする工夫や、敵を徐々に引き入れ鉄砲や石で迎え撃つなど、真田幸村の『戦略家』としての一面を見れました
真田丸の地形を存分に生かした戦い方は、まさに真田らしい戦でした
また、大河ドラマでは珍しい『籠城戦の戦い』が描かれますが、過去の上田城での戦いも同じく城で迎え撃つ戦いでしたし、まさに真田家の強みが生きる戦い方ですし…
数的に劣勢でも『知恵と結束と覚悟』により、大きいものに対抗できるというのは見ていて気持ちが良いです
徳川が秀吉軍をナメていたことも影響しましたが、『桶狭間の戦い』『上田合戦』同様、歴史が動くときは相手方の油断も関連しますね
そして真田信繁の息子の大助の初陣は、旗を持って踊りで相手を挑発する役目でしたが…
このシーンは、かつて昌幸が息子の信繁に同じことをさせていたことをうまくかぶらせてきましたね!
こういう親子が時を超えて同じ行動をとるシーンというのはずっとこの作品を見てきた人にとっては感動します
さて、今回は真田丸での幸村の武勇が日ノ本に広まった『大坂冬の陣』の真田丸の攻防でしたが…
今後幸村が華々しく散るまでの流れがどうなるのかも含め期待しています
来週以降も楽しみです
ではまた!
おまけ
今回幸村が初めて『自分の軍略で勝ち取った勝利』となりましたが、幸村一人だけではなく、昌幸の軍略が幸村にも息づいていたのがよくわかりました
大大名に囲まれ小さい国だった真田家の『生きる道』がこの戦に凝縮されていたと思いました
昌幸の無念を息子の幸村が果たす…親子のつながりが見れる作品は本当に面白いです