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【和睦回】大河ドラマ『真田丸』47話『反撃』感想(真田丸に出てくる秀頼は『茶々や重臣の意見に翻弄されながらも、何とか自分の意志で動きたい』という想いを持っているのを感じて共感できます)

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秀頼の決意
 

望みを捨てぬものだけに、道は開ける


そなたは、言った


私は、まだ捨ててはいない


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さて、今回から大坂冬の陣和睦により戦闘解除となるものの、豊臣方は地が増えるわけでもなく、堀が埋められるという悪条件で劣勢になりますが…
 
秀頼や後藤達が『まだ望みは捨てていない』一致団結する姿は胸に響きました…
 
堀を埋められた丸裸の大阪城では、大軍に攻められたらひととまりもない状況ですが、大坂方は『幸村の軍略なら何とかしてくれる』という想いを持っていることを感じました

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さて今回は『大坂冬の陣』の和睦が描かれますが、大砲を大阪城に撃ち込まれたことで茶々が戦意を失ってしまいます…

本来徹底抗戦なら、城主の一存でこの程度の砲撃で折れることはないでしょうが、大坂方は茶々が実際の指揮権を持っていますので、その弱みが出る形に

結局徳川を倒すというのは口実で、大阪城で秀頼と安寧に過ごせれば和睦でも何でもよいという個人的な思いが見えてきます

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しかし、茶々の想いとは関係なく、家康はあくまで『豊臣家の滅亡』が主眼ですので、和睦も真田丸を破却し堀を埋めて『大阪城を丸裸』にし、その後豊臣方に無理難題をふっかけ、再び戦わせようという腹でした…
 
しかも、徳川が恐れていたのは『関ケ原の戦い』のように短期決戦で、時の勢いで負けた時のことですので、豊臣方が籠城してくれればそうした『短期決戦』にはなりませんし、家康が何枚も上手です

秀吉が死の間際に『豊臣の災いとなる家康を殺せ』と命令していましたが、事ここに至っては、どうしようもない状況ですね

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一方、豊臣家の重臣だったものの、裏切って徳川についた片桐は、大阪城の茶々の場所を家康に教えたことを悔いて出番が終わります…

片桐のような正直者では、駆け引きができませんし、石田三成以降、豊臣方に優秀な参謀が出てこなかったのが滅亡への道に繋がりました…

ちなみに片桐役の小林隆さんは、同じく三谷作品の『新選組!』の源さん役で、最後は徳川家を守るために新政府軍と戦い死亡しましたが、なんだか因果を感じるような流れでした…


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最後は、浪人を抱えるだけの領土も資金もない豊臣方は、浪人を再び下野させようとしますが…
 
元々『居場所がない』からこそ大阪城に集まったのが浪人ですし、冒頭の言葉にあるように秀頼も『望みは捨てていない』ということで、幸村の策略の下で、再び『打倒家康』で一致団結する豊臣方のシーンで終了

大阪城に入城するまでは『関ケ原で負け流罪になった真田昌幸の次男坊』という低い評価でしたが、真田丸での戦いで多くの人に頼られるようになった幸村を見ていると、感慨深いものがあります

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さて、真田丸での幸村の武勇が日ノ本に広まった『大坂冬の陣』が過ぎ、とうとう幸村の命が果てる『夏の陣』に向け動き出しましたが…

 
幸村が華々しく散るまでの流れがどうなるのかも含め期待しています

来週以降も楽しみです
 





ではまた!
 
 
 
 
 
 
  おまけ  
 
 



日本史で学んだ秀頼は茶々の言うままに動く『凡庸な将軍』のイメージでしたが…
 
真田丸に出てくる秀頼は『茶々や重臣の意見に翻弄されながらも、何とか自分の意志で動きたい』という想いを持っているのを感じて共感できます
 
『新選組!』でも敗軍の将となる松平容保を『忠義に厚い人物』として描いていましたし、歴史上では敗軍の将で凡庸なイメージが持たれる人物でも、『魅力を引き出す』というのは三谷脚本の良さだと思います
 
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