フレンズの優しさ
本当につらい時は
誰かに頼ってもいいのよ
感想 : 最終回も上手くまとまっていて、心が温まるフレンズ達の言葉も含め、素晴らしい作品でした!
伏線のちりばめ方も上手いですし、特に今回は大型セルリアンとの対決でフレンズ全員集合と、盛り上げ方も最高でした
1話を見た時には『子供向けか…』と見続けるか迷いましたが、終盤にきて『まどかマギカ』『ガルパン』レベルの作品になり、最終回を終えて2010年台を代表する名作と言えるほどの内容で、この作品に出会えて、たつき監督を信じて本当に良かったです
今回最終回もミライの過去とのリンクが抜群でしたし、ボスはラッキービーストではなくボタンそのものという流れも上手かったですし…
過去と現在をうまく融合させて謎を少しづつ明かしていく方式はさすがとしか言いようがないです
伏線投げっぱなしの作品が多い中で、ここまで緻密に構成している作品はそうはないですし、しかも視聴者に謎を考察できる部分を残すというところも上手かったですし、名作とはどういうものかを改めて知った気がしました
そして11話最後のシリアス展開からの、最終回は『フレンズ全員の力』でかばんちゃんを助け出すという王道展開にして視聴者の欲求を満たした上で、大型セルリアンを倒し…
そのままかばんちゃんがフレンズ達と生活するかと思いきや、かばんちゃんは自分と同じヒトに出会うため、新たな新天地に向かって旅立つという『ヒトという生き物の特性(知的好奇心)』を出した前向きな流れも良かったです
正直他のアニメに比べると3DCGは貧弱と言わざるを得ませんが、構成でここまで魅せるのは凄い制作陣だと思います
あとヒトが全滅したという『猿の惑星エンド』ではなく、観覧車でミライが『ヒトは島から避難した』という言葉があったように、まだヒトが生きている可能性があるという含みも持たせましたし…
1期は今の日本でいう九州(作品ではきょうしゅうエリア)を回ってましたが、今度は四国(作品ではごこくエリア)でのヒト探しになりますね
2期があるとしたら、新たなフレンズを見つけながら、ヒトが生きているのかを知る旅になりますね
さて、これで最終回ですが、Bパート終了時に『おわり&ED』で完結かと思いきや、Cパートでサーバル達が乗ってきた船で『おわり』を消して2期に含みを持たせる展開も上手かったです!
この作品のポテンシャルは正直常識では計りきれないほど大きいですし、ぜひとも続編をどんどん作ってほしいです!
たつき監督やスタッフが再集結してさらに面白い展開を見せてほしいです
最後の最後でうっすら『つづく』という字が見えるのもさすがの演出です
ではまた
おまけ
こういう私的に『ノーマーク作品』が面白いと嬉しくなります!
そしてやっぱり『食わず嫌い』はダメなのを改めて思い知りました!
今期は『幼女戦記』『けものフレンズ』の2作品が群を抜いていますが、作画も作風も両極端な2作品を見ると、アニメの奥深さを改めて感じます
そして、先日はYahoo!トップページに『けもフレアクセス殺到』という記事が出てました
内容としてはニコ生の11話生放送にアクセス殺到しすぎて、優先的に見れるプレミアム会員ですら見れない状況が発生したということで、爆発的な注目度になってますね
まさかYahooトップで記事になるなんて…1話放送時にここまで人気になると想像できた人は何人いたでしょうか?
前評判は高くなかったものの、終盤に向かって爆発的な人気になるという流れは、ガルパンやまどマギの流れに凄い似てます
正直今期のアニメの中でも、3DCGは最低ランクですし、広告宣伝もほとんどしていない中で、ここまで爆発的な人気になるというのは『奇跡』に近いです
しかもAmazonでは3月25日発売の1巻が販売前から売り切れで、いろいろな面でアニメ史に残る歴史的な作品に出会ったような気がします
ノーマークどころか、ほぼコンテンツとして終局に向かいつつあった作品が、ここにきて爆発的な人気…こういう作品があるから本当に世の中面白いです
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