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【舞台挨拶】劇場版『響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』の舞台挨拶回に行ってきました(黒沢さんの純粋さは久美子の人柄にもつながるもので、だからこそ多くの人の心に響く演技になったんだと感じました)

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今回は劇場版『響け!ユーフォニアム』のお話です!
 
とうとう4月19日(金)から完全新作が上映開始されました! 
 
『監督:石原立也×キャラデザ:池田晶子×チーフ演出:山田尚子×総作画監督:西屋太志』と数々の名作を世に送り出した京アニが誇る実力派スタッフが揃った作品でメチャクチャ楽しみにしてました♪
 
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響け!ユーフォニアム

キャスト
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
久石奏:雨宮天
吉川優子:山岡ゆり
中川夏紀:藤村鼓乃美
塚本秀一:石谷春貴

スタッフ
原作:武田綾乃
監督:石原立也
脚本:花田十輝
キャラデザ:池田晶子
チーフ演出:山田尚子
総作画監督:西屋太志
音楽:松田彬人
制作:京都アニメーション


 
で、Mr.Tは“新宿ピカデリー”舞台挨拶回(8時35分上映開始)で見てきました!
 
ピカデリーに行くと、外壁の広告など大々的にアピールしていました
 
そして朝から多くのファンが集まってました!同士です
 
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さて劇場に入りまずはパンフレットをゲット!
 
白をバックに久美子と奏が演奏しているシーンが描かれています
 
青春を感じさせる清々しいパンフレットです!

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ちなみに池田晶子さん描き下ろしのミニ色紙優子と夏紀の新部長・副部長コンビでした
 
池田晶子さんらしい綺麗なタッチの絵で、感動します
 
この2人はテレビシリーズでも人間性が詳しく描かれていましたし、味があってすごく好きでした

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さて本編ですが、あすか達が引退し、優子が部長になり、久美子たちが2年生となるところから展開します
  
そして今回の作品の前に、みぞれと希美の2人が主人公の『リズと青い鳥』が劇場公開されたこともあり、いろんな視点で見れる作品になっています
 
リズもみぞれと希美の精神的成長が描かれましたが、ユーフォの作品は見るたびにいろいろ考えさせられる作品になっています

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ここからさらに深い話をしたいところですが、ネタバレになってしまうので、後でまとめて書きます




上映後は大きな拍手が起き、その後の舞台挨拶では主役4人3年の部長副部長、そして奏と秀一石原監督が登壇されていましたが終始和やかに進み…
 
石原監督からは作品のボリュームが大きく、絵コンテを切るときに上映時間内に収まるか心配されていたようですが、最終的にはギュッと濃縮して時間内に入ってよかったと言っていました
 
ほぼ1年間を描き切る内容でしたし、完全新作なのでそういう大変さがあったんだと感じました

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今回新1年生として唯一登壇したのが奏役の雨宮天さんでしたが、緊張している感じでコメントが真面目でしっかりしていて…
 
逆に主役4人は慣れもあって非常にリラックスして話していましたし、部長副部長は実際の掛け合いもテンポよく、秀一は久美子と仲をいじられ、監督は「麗奈と令和が似ている」と言いだしたりと、カオスで面白かったです(笑)
 
3年・2年・1年と、それぞれの味が良く出ている舞台挨拶になっていました



そうした舞台挨拶の中で、今回一番胸に響いたのは、久美子役の黒沢さんが最後の挨拶の時に感極まって泣き出してしまうところでした
 
黒沢さんは『最初はテレビ1クールだけの作品』と聞いて演じてきたのに、今では劇場版まで続く多くのファンを持つ人気作品になって、今回も朝から多くのファンが駆けつけてくれたことへの感慨が、涙となって素直に出たようでした
 
黒沢さんの純粋さは久美子の人柄にもつながるもので、だからこそ多くの人の心に響く演技になっていると涙を見て改めて感じました

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そんな温かい雰囲気で行われた舞台挨拶でしたが非常に良かったです!ぜひとも多くの人にこの映画を見て欲しいです! 
 
京アニらしい丁寧な作品作りで間違いなく楽しめると思います!

そして久美子3年生編もぜひともアニメ化してほしいです


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ではまた!
 
 
 
  ここから本編の感想(ネタばれあり)   
 
 





まさか全国大会に行けないとは…正直びっくりしました…
 
普通、前年で全国大会優勝できない場合、翌年パワーアップして全国制覇をするのが王道ですが、優子が部長の代でこの成績ということは、やっぱり久美子たちが3年になるまで全国大会優勝は取っておいたのかな
 
まああすかという『超カリスマ』がいて、滝先生が来て、一気に全国大会出場まで才能が開花した北宇治に、有力生徒が新入生で入りだした今回の「久美子2年生編」は、北宇治の過渡期というのは、ある意味リアルなんですけどね



そして昔からよく言われる『スクールウォーズ現象』というのがあって、Mr.Tは以前ユーフォを「スクールウォーズ」にたとえた時があり、滝先生が来て、無名の高校が全国優勝を成し遂げる奇跡というのが、この作品の最終目標だと思っているのですが…
 
実はスクールウォーズが一番面白い時期は、作品初期の『学校の校舎にバイクが走っている』という学園荒廃時期から、ワルが先生とぶつかり合い信頼し、徐々にラグビーの仲間になっていくという時期と、終盤にかけての奇跡の全国優勝を成し遂げるまでが、視聴率が高かったのですが…

作品中盤のラグビー部が強くなって、優秀な選手が入部し、学校に不良がいなくなっていくと、中だるみ感で視聴者的に面白みがなくなって視聴率が落ちてしまったということがあり、テコ入れでイソップを死なせたり、マネージャーを死なせたり、中華料理屋のマスターを死なせたりと、作品終盤に向けて視聴者の興味を何とかつなぎとめようとした時期がありました

今回で言うと、優子部長の代はあすかの時代に比べればもめ事も少なく、かなり安定している時期ですし、そこにあすかの時代の荒れていた吹奏楽部のようなドラマ性をもたせるのは難しいのはしょうがないんですよね…顎関節症でマネージャーに転向する話も、テコ入れのイソップの流れに似ている気がしました



そういう意味では、久美子部長編はスクールウォーズで言う『奇跡の全国優勝』の代になりますので目標が明確になりますし…

最後は全国優勝して、滝先生に吹奏楽部の全生徒が抱きつきに行って、滝先生が泣きながら全生徒を受け止めて大団円にしてほしいです

もしそのシーンを見せてくれるなら、久美子部長編のクラウドファンディングの応募があれば乗っても良いです!正直そこまで見せてこそのこの作品のフィナーレだと思います(個人的に)

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そして今回の作品で一番感動したのはこのシーンです

上下関係・一生懸命頑張る意味・かなわない夢・下手な先輩への接し方等、誰もが抱える悩みを奏が告白するシーンで、感情移入できました

久美子と奏の会話は、まるであすかと久美子の会話を見ているようで、そういう対比も上手かったですし、久美子の自然体な奏への返答も作品を見てきた人なら納得の内容でしたし、ユーフォの魅力がよく出ているシーンでした

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